■「ふっかつのじゅもん」は文明の利器で対応! ラダトームで一時中断も息子が優勢

 さすがに攻略サイトを見ているとはいえ、“マンドリル”の猛攻にやられるシーンが目立った。ただ、“かぜのとう”や“かぜのマント”の場面を見ていると、過去に何回かプレイしているのは間違いない。

 さすがにお年玉3倍はキツイ……。きっとそれには娘2人も便乗するからだ。もちろん、妻が出してくれるわけもないので、筆者の小遣いから捻出しなければならない。

 すでに数時間が経過しているが、勇者は“ルプガナのまち”でグレムリンを倒し、見事に船をゲットしていた。ここで「ちょっと疲れたから一回やめるわ」と、中断を申し出てきた。さすがに1日でクリアは無理なので、それは仕方ない。

 リスタート地点を考えてか、ちゃっかりアレフガルドに寄り、“ラダトームのしろ”へと入っていった。やはり息子のほうが優勢なのは間違いないだろう。

 さて、「ふっかつのじゅもん」にさすがの息子も驚いている。「うわ〜、これがあの有名なやつか」フッ……そうなのだ、お父さんたちはこれをこまめにノートに写して読み返していたんだよ。というか、ここまでその工程なしに進んで来たことも驚きだが。

 少年時代に感慨深く浸っていたら、カシャっとシャッター音がする。「はい、オッケー」と息子の明るい声が響く。なんとスマホで撮影だと? 文明の利器を使いやがって! 拡大もできるので、“ぷ”と“ぶ”の見分けも楽勝だろう。筆者はよく間違えたものだけに羨ましいものだ。

 

 クリアまでまだ頑張るのかと聞いたところ、「もちろん!3倍マンで」とリアルな造語を言い放つ。くそ……絶対に邪魔してやる。紋章集めは攻略サイトがあるので問題ないだろうし、頼みの綱は“ロンダルキアへの洞窟”と、“ザラキ”や“メガンテ”を使うバズズ、そして邪神シドー様にすがるしかない。

 コイツらのおかげで息子も飽きてくれれば……。偏屈になりそうなアラフィフだ。これから文化祭や修学旅行といった楽しいシーズンに入るので、再開は少し先になりそうである。

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