■敵も味方も魅力的な「キャラクター」

 おなじみのクッパやピーチ姫、ヨッシーの他に、マロやジーノといったオリジナルキャラクターが仲間になる点も魅力だ。コミカルでテンポの良い会話が繰り広げられるため、会話を聞いているだけでも非常に面白い。

 クッパやピーチ姫に関しては、本作で性格が完成したともいわれているほど。例えば、クッパの一人称が「ワガハイ」で、人間味あふれる性格に定まったのはこの作品からではないかといわれている。

 また、筆者の記憶に強烈に残っているのが、敵キャラであるブッキーだ。本人はいたって真面目なのだが、天然であったりズレていたり……。子どものときですら「何考えてるんだろう……」と思っていたが、リメイク作で再び彼に遭遇するのが、少し怖くもあり楽しみでもある。

■追加はある? 豊富すぎる「ミニゲーム」

 本作はスーパーファミコンという限られた容量の中で、10種類以上ものミニゲームが用意されている。それぞれのミニゲームには景品が用意されていることもあり、本編そっちのけでミニゲームにハマってしまったプレイヤーも多いだろう。ミニゲームではさらにマリオらしいアクションを大いに楽しめるようになっている。

 筆者が特に子どものころ好きだったのが、「クリボー叩き」「ヨッシーレース」「ブッキー坂」「キノコフスキーと作曲」だ。……と4つ挙げてみたものの、他のミニゲームも楽しかったものばかりだ。

 6月22日、そして9月14日に配信されたニンテンドーダイレクトでは、リメイク版におけるミニゲームについての詳細は発表されなかった。追加・削除されたものがあるのかどうかは分からないものの、複数のミニゲームが映像に映っていた。本編だけでなく、こうしたミニゲームも満喫することで、『スーパーマリオRPG』を満喫できるだろう。

 今回は、スーパーファミコン版『スーパーマリオRPG』の魅力をいくつか紹介したがまだまだ語りきれないことばかり。スーパーファミコン版の『スーパーマリオRPG』の良さをそのままに、リメイク版はさらにレベルアップした作品に生まれ変わるだろう。あのころの思い出を振り返りながら、発売を楽しみに待ちたい。

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