■女性人気が爆発…!? 『失恋ショコラティエ』石原さとみさん
水城せとなさん原作の『失恋ショコラティエ』は２０１４年に月９ドラマとして実写化を果たした。松本潤さんが主演をつとめた本作で、松本さん演じる小動爽太が長年想いを寄せているヒロインとして登場するのが、石原さとみさんが演じる吉岡（旧姓：高橋）紗絵子だ。
紗絵子は爽太を翻弄する魔性の女性だ。原作では、とびきり美人なわけでもないのにとにかくモテるキャラとして登場していたが、ドラマ版では誰から見ても美女である石原さんが演じ、原作からはややギャップが生じていたように思う。
美女の石原さんが“ぶりっこキャラ”で松本さんを翻弄する様子は、女性からも受け入れられ、むしろ“紗絵子のことが好き”という女性たちが次々とあらわれるほどだった。
一方で演じていた当の本人である石原さんは、最初は戸惑っていたそう。監督から、「もっとぶりっこで」「キャピキャピして」と指示があったそうで、自分にはない要素を演じることが難しかったと明かしている。
石原さんは原作を読んで役づくりをおこなったそうだが、原作とはまた違った最強の魔性の女・紗絵子が誕生したと言えるだろう。
“ぶりっこキャラ”で人気を博した彼女たち。“ぶりっこ”というワードは本来マイナスなイメージがつきもので、さらに実写化というハードルがあり難しいものだと思うのだが、なぜか彼女たちが演じたキャラたちには好意的な意見が多く寄せられていたのが印象的だ。
くやしいほど可愛く、さすがと言わざるをえない彼女たち。これこそ女優としての実力を物語っているようにも思える。
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