『パリピ孔明』上白石萌歌の歌唱力が話題! 宮﨑あおいに大原櫻子も…漫画の実写化で歌を披露した女優たちの画像
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 9月27日より放送が開始されたテレビドラマ『パリピ孔明』。現代に転生した孔明がシンガーソングライター・月見英子の歌に感銘を受け、軍師としての才を活かして彼女をサポートしていく……という物語だ。作中では英子役の上白石萌歌さんが歌声を披露。話題となっており、今後の展開も楽しみな秋ドラマの1つだ。

 そこで今回は、漫画実写化作品において歌声を披露してきた女優たちをご紹介していこう。

■透明感のある歌声に思わず涙…『ソラニン』宮﨑あおいさん

 2010年に公開された、浅野いにおさん原作の漫画を実写化した映画『ソラニン』は、井上芽衣子役に宮﨑あおいさん、種田成男役に高良健吾さんが抜擢されており、二人を中心とした若者たちの苦悩など、リアルな心理描写が感動を誘う作品となっている。

 そんな本作では、宮﨑さんが歌声を披露したことでも話題となった。彼女が歌唱したのは、種田との思い出の曲「ソラニン」だ。作者の浅野さんが作詞を、ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル・後藤正文さんが作曲を担当しており、作中ではテーマソングとして扱われている。

 芽衣子と種田が直面するあまりに切ない運命を“さよならだけの人生か”と嘆きつつ、最後には少し希望を見出せるようなこの曲。ギターと宮﨑さんの透き通るような歌声がマッチしており、ラストでのライブシーンは本作最大の見どころだと言えるだろう。

 実は、歌が苦手だったと当時のインタビューで明かしていた宮﨑さん。今まではつい逃げてしまっていたそうだが、本作では覚悟を決めて臨んだそうだ。

 女優として活躍する彼女が歌う歌は、すり切れそうな危うさや物悲しさまでを聞く者に感じさせ、なんとも味のある曲に仕上がっているように思う。宮﨑さんの歌う「ソラニン」が聞きたくて、何度も見てしまう映画だ。

■デビュー作で見せた圧巻の歌唱!『カノジョは嘘を愛しすぎてる』大原櫻子さん

 青木琴美さんの漫画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は、2013年に実写化を果たした。

 本作で歌声を披露したのは、オーディションで約5000人の応募者からヒロインに選ばれた大原櫻子さんだ。それまで演技未経験だった大原さんだが、オーディションの際、小泉徳宏監督や音楽プロデューサー・亀田誠治さんなどが満場一致で彼女に決めたほど、制作陣を虜にしていた。

 彼女のルーツは、幼少期から習っていたクラシック音楽だという。確かな基礎から構成された大原さんの歌唱力は作中でも存在感を放っており、のちに「第23回日本映画批評家大賞」で新人女優賞(小森和子賞)を受賞するほどの功績を残した。

 原作者の青木さんははじめて大原さんの歌声を聞いたときから、彼女がヒロイン・理子であることを確信したという。原作者をも納得させてしまう歌唱力で、“普通の女の子”から映画のヒロインに抜擢……というシンデレラストーリーを歩んだ大原さん。現在は、歌手としても女優としても大きく羽ばたいている。

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