2023年8月31日から「Netflix」で配信がスタートしたハリウッド実写版『ONE PIECE』。日本を含む世界46カ国でランキング1位を獲得するなど、大ヒットを飛ばしている。
本作でロロノア・ゾロを演じているのが、新田真剣佑さんだ。極真空手の使い手でロサンゼルス大会で2度の優勝経験があるほど、運動神経は抜群。本作でも、多彩なアクションで世界中の視聴者を釘付けにしている。
そんな新田さんだが、作品への没頭がスゴすぎることでも有名だ。今回はそんな彼の役作りに関する驚きのエピソードを漫画実写化作品に絞ってご紹介していこう。
■ピアスの穴を増やして挑んだ大役!『ONE PIECE』ロロノア・ゾロ役
まずは、前述した実写版『ONE PIECE』から。新田さん演じるロロノア・ゾロといえば、左耳につけた金色のピアスが印象的なキャラクターだ。新田さんは3つ並んだトレードマークのピアスをつけるため、左耳のピアスの穴を2つ増やして撮影に挑んだ。
インタビューにて「『ONE PIECE』を読んで育った」と作品への愛を語っていた新田さん。なかでもゾロは一番好きなキャラクターだそうだったそう。ゾロ役を射止め、“刀を持てて光栄だ”と、本作に対する並々ならぬ情熱を見せていた。
その熱意は作品のなかにも表れており、作中ではゾロの代名詞である“三刀流”も披露。美しい顔立ちの新田さんがキレキレのアクションをこなす姿は、作品のなかでも一際目を引く。
彼への注目が世界中で高まっている証拠に、新田さんの公式SNSアカウントのフォロワーは、作品の配信後2週間ほどで140万人以上増加し、現在もその勢いは止まらず、まさに大躍進中だ。続編も決定したとのことで、ますます彼の人気は高まっていくことだろう。
■ヘアカラーによって頭皮にダメージが…『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』虹村億泰役
まさに“身を削って”役作りをおこなった作品が、2017年に公開された『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』だ。本作で新田さんは、主人公・東方仗助に立ちはだかる虹村兄弟の弟・虹村億泰を演じている。
億泰は両側を刈り上げ、頭のてっぺんにパンチパーマが乗っているという奇抜な髪型のキャラクターだ。そんな億泰の髪型についてとくにこだわったという新田さん。後ろ髪以外はすべて地毛で、刈り上げ部分のブリーチをかけすぎたことで頭皮の皮がむけてしまったことを、のちのインタビューで明かしていた。
このヘアスタイルについて「こだわったおかげで億泰に近づくことができたと思っています」と満足げに語る姿からも、役に対する没頭を知ることができる。それに加えて、眉も半分ほど剃り落として撮影に臨んでいたそうで、このようにルックスを変えて心身ともに役にのめり込む姿には脱帽してしまう。