玉木宏が演じた名キャラたち!実は実写化ヒットの請負人!? 『ゴールデンカムイ』鶴見中尉役にも「カンペキ」の声の画像
玉木宏 (C)ふたまん+

『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて連載されていた野田サトルさんの漫画『ゴールデンカムイ』の実写映画版キャストが8月30日に発表され、大きな話題を集めた。

 2024年1月19日公開予定の映画『ゴールデンカムイ』で主人公・杉元佐一役に起用されたのは、これまで多くの実写化作品で主要キャストを務めてきた俳優の山﨑賢人さん。そして杉元と行動をともにするアシリパ役に山田杏奈さん、スナイパーの尾形百之助役に眞栄田郷敦さん、土方歳三役に舘ひろしさんなど多くのキャストが名を連ねる中、公開されたビジュアルが大好評だったのが大日本帝国陸軍第七師団の中尉・鶴見篤四郎役の玉木宏さんだ。

 鶴見中尉は杉元らの前に立ちはだかる圧倒的なカリスマを持つ将校で、日露戦争で前頭部を損傷し、その頭部をプロテクターで保護している。また顔にも大きな傷痕があり、笑顔のシーンも多いが何を考えているか分からない不気味な人物だ。

 玉木さんの原作漫画のイメージに近いビジュアルに鋭い眼光、底知れない笑顔には、原作ファンも納得のようで、SNSでは「再現度がすごすぎ」「鶴見中尉のビジュアルが完璧」といった声が上がった。この鶴見中尉の姿を見て実写映画がさらに楽しみになったという人も多そうだ。

■少女漫画のイケメンを完璧に演じ切った玉木宏

 さて、玉木さんの鶴見中尉のおかげで実写化のヒットも間違いなしというところだが、このほかにも実写化作品で玉木さんが演じたキャラクターが大人気になった例は少なくない。今回は実写化ヒットの立役者ともいえる玉木さんが演じた実写化作品を振り返りたい。

 まずは、2006年に放送されていた、上野樹里さんが主人公・のだめこと野田恵役を務めた月9ドラマ『のだめカンタービレ』(フジテレビ系)。

 玉木さんが演じたのは、のだめの思い人であり世界的な指揮者を目指しているエリート音大生の千秋真一役。毒舌家でドSな性格ながら、のだめに振り回されて変わっていく面倒見のいい千秋先輩の姿にはかわいらしさもあり、ほかキャラクターを演じたキャストもそれぞれハマり役だったため、同作は実写ドラマ化を機に原作人気も急上昇。ドラマ放送後は特別編や劇場版も製作される話題作となった。

 玉木さん演じる千秋先輩はイケメンながら、ショックを受けたときには白目を剥くシーンも多かった。その飾らなさが玉木さんの人気の秘訣なのだろう。

 続いては、2014年に放送された綾瀬はるかさん主演のドラマ『きょうは会社休みます。 』(日本テレビ系)。

 同作はこれまで一度も彼氏が出来たことがない33歳のOLの青石花笑が、会社のアルバイトのひとまわり年下の青年と、同じビルに入っている食品輸入卸会社のCEOとの間で揺れる恋愛ドラマ。

 玉木さんは有能なモテ男の食品輸入卸会社のCEO・朝尾侑を演じた。厳しい言動や花笑を馬鹿にしたような態度を見せる朝尾が次第に花笑にひかれていき、ときに優しい表情を見せる様子は女子のハートを鷲掴み。原作漫画では会社のアルバイトの田之倉悠斗派だった人も、ドラマでは恋愛に不器用な朝尾にときめいてしまったのではないだろうか。

 ちなみに恋のライバルである田之倉悠斗を演じたのは福士蒼汰さん。豪華キャストの間で、自分を花笑に重ねてドキドキした視聴者も多そうだ。

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