■衝撃の映像でショックを受けた『V(ビジター)』
最後は、1983年にアメリカで放映された『V(ビジター)』だ。日本では1988年に映画枠で放送されている。
『V(ビジター)』は宇宙人との戦いを描くSFドラマで、とにかく怖かったイメージがあった。宇宙人など「地球外生命体は本当にいる」と信じていたあの時代、SF映画にもハマったものだ。
当時は映画の『エイリアン』や『E.T.』のように、地球外生命体の容姿がハッキリ分かる作品が多かった。しかし、このドラマに登場する“ビジター”と呼ばれる宇宙人たちは、人間と同じ容姿をしており、外見的に地球人と区別がつかない。
というより、ヒト型爬虫類らしく、皮膚が剥がれると緑色のグロテスクな本物の顔が現れるのだ。う〜ん、恐怖しかない……。
なかでも一番怖かったのは、捕食のシーンだったな。小動物を丸飲みするさまはまさに爬虫類そのもので、勘弁してほしかったものだ。しかもコイツらは人間と友好関係を築こうとする裏で、実は水や食料を求めて侵略を企てているから厄介だったな。
地球に宇宙船で飛来するテクノロジーを持っているのに、水くらいなんとかしろよ……と言いたい……。
ちょっと懐かしい海外ドラマを紹介してみたが、いかがだったろうか。1980年代はアイデアで勝負したドラマが多くあり、筆者もおおいに楽しませてもらったものだ。まだまだ懐かしい海外ドラマもあるので、次の機会に紹介してみたいと思う。