『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の無限の遊びが再び! 『ティアーズ オブ ザ キングダム』が“約束された神ゲー”たる理由の画像
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(C)Nintendo

 5月12日、いよいよ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売されます。

 人気シリーズの最新作ということもあって注目を集めていますが、これだけ期待を寄せられているのはやはり前作『ブレス オブ ザ ワイルド』の大成功があったからにほかならないでしょう。

 ということで今回は『ブレス オブ ザ ワイルド』が、ゼルダシリーズでもこれだけ愛された神ゲーだった理由について、私ヤマグチクエストなりに魅力を語っていこうと思います。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の魅力、皆さんは何だと思いますか?

■Switchはこれからどんな世界を見せてくれるんだ!? と思わせてくれた「無限の懐」

 まず『ブレス オブ ザ ワイルド』はゼルダシリーズとしては初となるオープンワールドでした。長きにわたってリンクとともにハイラル王国を走り回ってきたプレイヤーにとって、アイテムを収集したり、祠を攻略したり、さまざまな人と関わりながらストーリーを追ったりなどなど、終わりが見えないほどやり込めるゼルダは待ちに待った作品でした。

 さらに『ブレス オブ ザ ワイルド』は、ゼルダシリーズにおける時間軸で言うと最後の物語。

 最初の話が『スカイウォードソード』で、その後の時系列では『時のオカリナ』以降、3つの時間軸に分かれているなど、時系列が発売順ではなく少しややこしくなっているゼルダシリーズにおいて、100年の眠りからリンクが目を覚ますところから始まる前作『ブレス オブ ザ ワイルド』は、ゼルダ初心者でも始めやすいことも良かったのかもしれません。

 カカリコ村があることに感動したり、老婆になったインパがいたり、と序盤からゼルダシリーズを知っている人だからこそ分かるような展開もありますが、別にこれまでの作品を全く知らなくてもすべてを説明してくれるので安心でした。

 NINTENDO64の『スーパーマリオ64』(1996年)のように、ローンチタイトルはたくさんの人がまずプレイしてみることになるであろう作品。NintendoSwitchのローンチタイトルである『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はSwitchのこれからを占う作品でもありました。

 Switchの発売とともに登場した作品が「あれ? 面白くないぞ……?」となってしまえば、スタートダッシュは失敗していたことでしょう。『ブレス オブ ザ ワイルド』がこれだけ間口が広く作られていたのは、そうした背景もあったかもしれません。

 ちなみに最新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、『ブレス オブ ザ ワイルド』のクリア後の世界が舞台。なので、もし『ブレス オブ ザ ワイルド』をプレイしていないという人がいるなら、まずは『ブレス オブ ザ ワイルド』からプレイしていただきたいのですが、時系列的には最後になるのでいきなり『ティアーズ オブ ザ キングダム』から始めても楽しめるかもしれませんね。

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