■全編通して高難度、足場の狭さと敵の動きがクリアを阻む!
目標はクリアなので、攻略サイトを見ながら隠し要素は全部スルー。操作も慣れてくるとクイックな挙動が気持ちいいですが、ちょっとしたミスですぐ死ぬので油断は禁物。というか、先のステージに行けば行くほど足場が狭くなるうえ地面が炎だったり、敵の数が増えたりと厳しくなる一方。最初の方のステージは操作に慣れるまでが大変でしたが、中盤以降は敵と地形のおかげで難度は右肩上がりで、高難度ゲームというのを改めて体感しています。
コンティニューがないことを恨みつつ、数日間、死にまくりながらプレイを続け、なんとかファイナルゾーン(最終エリア)に到達。しかし、ここも敵出現数が多く、さらにリポップの時間も短く大苦戦。ここでも何度もゲームオーバーになったものの、ようやく王様と、間違えて? 取る羽目になってしまった水晶のおかげで救出するハメになった女王を助け、37年越しにゲームクリア! 世間には10分未満でクリアする方もいるらしいんですけど、どんだけ凄腕なのかと思うばかりです。
■リベンジ達成!…けど真のエンディングは別? テクモさん、スパルタすぎない?
実のところクリアできたとはいえ、4つのエンディングのうちの2つめのもので、真のエンディングにはほど遠い内容です。本作を始め、『ソロモンの鍵』や『スーパースターフォース』など当時のテクモのファミコンゲームは、特定の条件を満たさないと真のエンディングに辿り着けず、そのヒントも説明書に匂わせている程度で、攻略本があってすら難しいものでした。発売当時、自力で真のエンディングに到達した人っているんでしょうかね?
謎解きといい、難易度といい、偏差値といい、当時のファミコンキッズに挑戦状を叩きつけたテクモはどんだけスパルタだったのかと思わずにいられません。ともあれ、リベンジを果たせて一件落着といったところですが、次は上の2本のどちらかかもしれませんね。『マイティボンジャック』、そして上でも名前を出した『ソロモンの鍵』は、Nintendo Switch Onlineで遊べるうえ、「どこでもセーブ」や「巻き戻し機能」でかなり楽に攻略が進められるようになっています。加入している方には、ぜひ本作のジャンプ操作の妙と、37年前に攻略に苦しんだファミコンキッズたちの気持ちを体験してもらえたらと思います。