いまもまだジャンプは操作しきれない…激ムズファミコン『マイティボンジャック』に37年ぶりのリベンジを挑んでみたの画像
『マイティボンジャック』(編集部撮影)
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 2Dのアクションゲームで、私が一番気になるポイントはジャンプ。ジャンプの距離、高さ、スピードの挙動は、気持ちよく遊ぶうえでもっとも大事な要素だと思っています。しかし、そのジャンプ周りの操作が難しすぎて、プレイを断念してしまったゲームも結構あります。そんなゲームのひとつが、今から37年前となる1986年4月24日にテクモから発売された『マイティボンジャック』です。

『マイティボンジャック』タイトル画面より

 元は画面固定型のアーケードゲームで、画面内の爆弾を集めるゲームだった『ボンジャック』(テーカン、テクモの前身となる会社)。背景に描かれたピラミッドやスフィンクスが綺麗だなという記憶があり、ゲームとしてはジャンプとその延長として空を飛ぶキャラの操作が難しく、初回プレイはすぐにゲームオーバーになった覚えがあります。その移植作としてファミコンで発売されたのが『マイティボンジャック』でした。

■空中移動のマスターがクリアへの第一歩…でも一歩目の壁が途轍もなく高い

 操作は十字キーで左右移動、Aボタンのジャンプ、Bボタンでマイティパワーの使用と非常にシンプル。十字キーとAボタンの組み合わせで多彩な空中機動が行えますが、操作感覚が超シビア。そのうえ、ノーヒントの隠し要素が盛りだくさんで、当時友人の家で遊んだものの、隠し要素とか考える以前に、クイックすぎる操作感と敵を避ける難しさで、友人ともどもサジを投げた苦い記憶があります。

『マイティボンジャック』プレイ画面より

 その記憶を払拭するのが今回のチャレンジ。軽快なイントロに懐かしさを感じてプレイするものの、操作は手に馴染まずゲームオーバーを連発。残機が0になると、そこまでのプレイを偏差値という形で見せられ、その数値に情けなくなるやらムカつくやらで、早速37年前の無念がぶり返しそうです。

『マイティボンジャック』プレイ画面より
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