■モモのポエム付きビジュアルシーンが見られるのはPCエンジン版だけ!
アーケード版にはないPCエンジン版のオリジナル要素として、モモのビジュアルシーンがあります。画面半分ほどの大きさで描かれたモモのビジュアルシーンと、その下にはモモのポエムが記されています。このときのモモのビジュアルは、アイドルのグラビア誌のようでした。
まるでギャルゲーのイベントシーンのような一枚絵は、モモのアイドル性をグッと引き出しているといってもいいでしょう。グラフィックスをはじめ、PCエンジン版はアーケード版にかなわないところが多いですが、モモのアイドル性をアピールしているという点では、PCエンジン版が圧倒しています。そして、それこそが私にとっての『ワンダーモモ』のイメージで、アーケード版とは違うものの“本物のモモ”、すなわちアイドルだったのです。
PCエンジン版『ワンダーモモ』は、アーケード版にかなわないところが多々ありますが、ビジュアルシーンによるモモのアイドル性はアーケード版を超え、操作性の向上や無限にできるコンティニューなどプレイして嬉しい移植作なのです。アーケード版の本物さはいうまでもありませんが、機会があればもうひとつの“本物”であるPCエンジン版を遊んで、アイドルであるモモのショーを楽しんでほしいです!