■懐かしいキャラが再び脚光を浴びる時代

 続いて紹介したいのは、2004年に誕生した「チャーミーキティ」。一見するとハローキティそっくりなフワフワした毛並みのネコである。

 このキャラは、キティの父親が誕生日プレゼントとしてキティにあげたペルシャネコで、キティのペットである。キティはネコなのに猫を飼っているの? と疑問に思うかもしれないが、実はキティはあくまでネコをモチーフに擬人化したキャラクターであって、ネコではないことが公式より明かされている。

 なのでキティがネコを飼っていてもなんら不思議ではないのだ。ちなみにキティのボーイフレンドであるダニエルはハムスターを数匹飼っている。

 しかしこの「チャーミーキティ」も、一時期はグッズが多く出て10代から20代の若い女性に人気だったものの、最近では目立たない存在になってしまった。少し寂しい気もするが、チャーミーキティは「2023年サンリオキャラクター大賞」にエントリーされている。

 一方で、1985年に誕生し1987年に行われた「サンリオキャラクター大賞」の第2回では1位となり、文房具やグッズにもなっていたものの、一時期は全く露出がなかったうさぎのキャラクター「マロンクリーム」が近年再ブレイクをしたりと、サンリオの懐かしキャラが脚光を浴びる機会はたくさんある。

 あの頃大好きだったキャラのグッズがまた発売されることも、夢物語ではないのだ。

 ちなみに、今サンリオで最も新しいキャラは2023年にデビューしたばかりの「はなまるおばけ」。今日も頑張ったあなたにハナマルをくれるという不思議なおばけだ。新旧どのキャラも、いつも私たちの側で元気をくれたサンリオキャラたち。これからもずっと大切にしていきたい。

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