ＮＨＫが放送する教育番組は、『おかあさんといっしょ』をはじめ、『ピタゴラスイッチ』や『いないいないばぁっ！』など、長きにわたって子どもたちに愛される番組が多い。作り込まれた内容で、とくに子育てをしているパパママ世代にとっては馴染み深いものであり、子どもと一緒に夢中で見た経験がある人も多いだろう。
そんなＮＨＫ教育番組、実は有名芸能人が出演している作品も多くある。そこで今回はＮＨＫ教育番組に出演していた驚きの有名芸能人たちを紹介しよう。
■『ムジカ・ピッコリーノ』に出演していたオダギリジョー
２０１３年から放送されている『ムジカ・ピッコリーノ』は、新感覚の音楽番組として人気を博した。
音楽が失われてしまった大地・ムジカムンドを舞台に、往年の名曲たちを閉じ込めているという“モンストロ”を治療することで、失われた音楽を取り戻すという物語の本作。聞き馴染みのある名曲たちを多彩にアレンジして披露する演奏シーンは見どころの１つだろう。
登場人物たちもＲＯＬＬＹ、浜野謙太、ＡＳＡ−ＣＨＡＮＧなど有名ミュージシャンが出演し豪華な仕様だったが、残念ながら２０２３年３月２２日をもって放送終了。ファンからは惜しむ声が相次いでいる。
そんな『ムジカ・ピッコリーノ』にも、ある驚きの有名芸能人が出演していた。それが、シーズン４で「Ｍｒ. グレープフルーツ」を名乗る謎の男、ムジカ・ドクター“ドクトル・ジョー”を演じた俳優のオダギリジョーだ。
「な〜んか気になる」が口癖の謎の人物・ドクトル・ジョー。メガネが装飾された大きなハットをかぶり、首元に奇妙なヘッドホンをつけているドクトル・ジョーは謎に包まれたミステリアスなキャラクターなのだが、オダギリジョーの飄々とした圧倒的な存在感や、ハーモニカをスタイリッシュに奏でる姿が人気を博した。
実はオダギリジョー、この番組の独特の世界観やアート性など質の高さに感銘を受け、“逆オファー”をして出演が叶ったと本作の会見で語っていた。ドラマや映画ではなかなか見られない、彼の珍しい一面を知ることができる作品のひとつであろう。
■『天才てれびくん』に出演していた生田斗真
１９９３年から放送されている『天才てれびくん』は、ターゲットが小・中学生というＮＨＫ教育番組のなかでは年齢層が高めに設定された大人も楽しめる番組だ。
２０２０年４月から『天才てれびくんｈｅｌｌｏ,』としてリニューアルされていたが、２０２３年４月からは新シリーズ『天才てれびくん』として、原点回帰されるようだ。
本作には、“てれび戦士”と呼ばれる子役たちがメインキャラクターとして登場するが、歴代のてれび戦士には、ウエンツ瑛士や大沢あかねなど現在も活躍する芸能人が出演していたことでも知られている。
なかでも１９９６年から１９９７年に出演していたのが、俳優の生田斗真だ。１１歳でジャニーズ事務所に入所した生田は、ジャニーズＪｒ.として活動を開始してわずか２カ月後にてれび戦士に抜擢された。
さらに同期のてれび戦士であるウエンツ瑛士や前田亜季らとともに６人編成のバンド「ストロベリーパフェ」を結成。バンド内でギターを担当し、当時人気を博した生田。
今年４月で３０周年を迎える『天才てれびくん』だが、生田が在籍していた「ストロベリーパフェ」はもはや伝説化されており、“もう一度見たい”という声がいまだにあるほどファンに愛される存在だったようだ。
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