■ギャグのようなネーミングにファンがざわつく!?「いいかげんに しろ」
1997年1月31日に放送された「アンパンマンとゆめのくに」に登場するのは、“お城”そのものでもある「いいかげんに しろ」だ。
あくびどりによって眠らされてしまったアンパンマン。夢のなかで出てきた城に入ろうと近づいたところ、なんとその城にポカリと頭を殴られて「いいかげんにしろ」と言われてしまう。このキャラクターこそが、この「いいかげんに しろ」だ。
ちなみにこのキャラクターは、2017年に公開された映画『それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!』にも登場しており、ゲスト声優としてウド鈴木が演じて話題となっていた。
■“おじさんシリーズ”は不思議キャラの宝庫!「ふろしきおじさん」と「ねむねむおじさん」
実は、『アンパンマン』の世界では“人間は存在しない”という設定がされているが、なかには人間のように見えるキャラクターもいる。
1995年6月12日に放送された「アンパンマンとふろしきおじさん」に登場する「ふろしきおじさん」は風呂敷でできているというスーツのような洋服に身を包み、頭にほっかむりをして立派なヒゲをたくわえている。
中年の男性に見える彼は、握った拳から次々と風呂敷を手品のように取り出して、風呂敷の使い方を普及しながら配り歩いているというキャラクターだった。
そして1999年8月20日に放送された「あかちゃんまんとねむねむおじさん」に登場したのが、長いパジャマのような服に身を包んだ優しい顔の「ねむねむおじさん」だ。彼の歌う子守唄を聞くと、不思議な夢の世界へ行くことができ楽しい時間を過ごすことができるという。
眠れない子どもを背中に乗せて眠りにつかせてくれる「夢の子馬」を知っているという不思議な存在でもある彼は、「アンパンマンのこもりうた ねむねむおじさん」で絵本化もされており、作中でもたびたび登場しては活躍を見せている。