『美少女戦士セーラームーン』北川景子に『ガメラ3』の仲間由紀恵も…超人気女優たちの“初々しい姿”を見ることができる特撮作品の数々の画像
『美少女戦士セーラームーン』第1巻 [DVD](バンダイビジュアル)

 ごく一部の人たちをのぞいて、ほとんどの人間は下積み時代というものを経験しているだろう。大女優であっても例外ではなく、長くヒット作に恵まれず、脇役をこなしながら成長していく女優たちも少なくない。

 今でこそ月9ドラマやヒット映画などにひっぱりだこの彼女たちだが、初期の作品において初々しい姿が残されていた。そこで今回は、超人気女優たちが過去に出演していた“特撮作品”についてご紹介しよう。

■特撮テレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』の北川景子

 2023年1月放送開始の月9ドラマ『女神(テミス)の教室〜リーガル青春白書〜』で主演を務める女優・北川景子。ラブストーリーからホラー作品まで幅広いジャンルで活躍する彼女は、映画やドラマに多数出演する言わずと知れた超人気女優だ。

 そんな北川が女優デビューした作品といえば、2003年からTBS系列で放送された特撮テレビドラマ『美少女戦士セーラームーン』だ。本作は武内直子氏による名作漫画を原作に実写化されたもので、“特撮シリーズ”である『仮面ライダー龍騎』のスタッフのほとんどが制作に携わっていたことでも話題となった。

スーパー戦隊シリーズ』や『仮面ライダーシリーズ』などでお馴染みの脚本家・小林靖子氏がシリーズ構成を担当した本作は、オーディションによって選ばれた沢井美優や安座間美優らがセーラー戦士を演じ、北川は「セーラーマーズ(火野レイ)」役に抜擢されている。

 ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』では、レイは“神秘的なクールビューティー”という役柄。そのため、常にクールな印象に仕上がっており、原作で見られる主人公・月野うさぎとの喧嘩シーンなどはドラマ版では描かれていない。

 2023年2月26日放送の『Mr.サンデー』でMCの宮根誠司と対談した北川は、本作について「この作品がなかったら、ここにはいない」「全部、この作品で教えていただいた」と語っており、自身の女優人生において重要な作品であることを明かしている。

 ドラマ版『美少女戦士セーラームーン』での北川は、本来の“クールビューティー”な容姿が生かされた役で「レイの雰囲気にあっている」と絶賛されていた。当時の北川の演技力の高さがよくわかる作品となっているので、月9ドラマとあわせて見てみると、より楽しめるかもしれない。

■怪獣映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』の仲間由紀恵

『ごくせん』や『TRICK』などで知られる女優・仲間由紀恵が出演していたのが、1999年に公開された怪獣映画『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』だ。

 本作の翌年に公開された『リング0 バースデイ』で仲間は映画の初主演をつとめ、知名度をあげるのだが、『ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒』では、“友人らとキャンプをする女子高生”という役を演じていた。

 作中で彼女は友人の一人と楽しそうに森で遊んでいるとき、ギャオスの変異体・イリスに襲われ必死に抵抗するものの、捕食されてミイラ化してしまうという悲しい最期を迎えてしまうのだ。その間、正味1分程度。

 今でこそ数々の作品で主演に抜擢されている仲間だが、女優としての駆け出しの時代にはこういったいわゆる“ちょい役”もこなしていたようだ。

「女性キャンパー」とだけ記された役名もない人物を演じていたなんて、現在の仲間からは想像がつかないが……彼女の初々しい姿を見ることができる貴重な作品だと思う。

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