■水中でも戦える! ガンキャノン・アクアの活躍

 最後に紹介するのは、初代『機動戦士ガンダム』からではなく、OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト 第2シーズン』に登場したガンキャノン・アクアの戦闘シーン。

 アクアという名称が示すように、水中戦に対応できるよう改造された青い塗装の機体で、胸と膝とランドセルにハイドロジェットを搭載。魚雷発射管やニードルガンも装備されていた。

 搭乗したのはビアンカ・カーライル。ジオン軍から母艦を守るために出撃し、接近戦を仕掛けてきたゴッグのアイアン・ネイルによる攻撃を受けるが、すぐさまビームサーベルでやり返し、さらに敵母艦を攻撃、一時的な撤退を余儀なくさせた。

 しかし、反撃を受けてニードルガンが破壊され、氷上で仕切り直そうとするもゴッグのパワーに押し切られ、体勢を崩されて上を取られてしまう。ガンキャノンは巴投げでそれを振り払うと、右足にメガ粒子砲の直撃を受けながらも、ミサイルによる追撃でゴッグを戦闘不能に追い込むことに成功した。

 ゴッグから脱出した敵パイロットを仕留めようとガンキャノンから降りたビアンカは、ズゴックに囲まれ窮地に。イオ・フレミングが乗るアトラスガンダムに救援されると、今度は水中戦で消耗し沈んでゆくアトラスガンダムを救出。ボロボロになりながらも、しっかりと見せ場を作ったのだった。

 

 ガンキャノンはジムやザクと違いバリエーションが少なく、シリーズを通してみると出番が控えめだが、ここぞという時にはしっかりと活躍してくれる名機である。ぜひ、ガンキャノンの活躍にも注目してガンダムを見てみてほしい。

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