■グラディウスの世界観が詰まった脳みそのボス
シューティングゲームからは、ファミコン『グラディウスII』のラスボス「ゴーファー」を取り上げたい。
初代作『グラディウス』で最新部に待ち構えるラスボスは、電気を帯びた脳みそだけで動くマザーコンピューターだった。それが『II』では不気味さをより増しており、脳みそがむき出しになった巨大な顔の姿をしている。また耳や鼻部分以外は筋繊維がむき出しになっており、皮が剥がれたようなデザイン。目は血走っており、かなりグロテスクな見た目だ。
また自機のビックバイパーの全長が、ゴーファーの目玉の直径と大体同じぐらいだと考えると、相当に巨大。それまでのメカ感満載の世界観から打って変わって、ゴーファーのステージは有機的で、四方から脳髄のような触手が伸びてくる。初代『グラディウス』に比べると『グラディウスII』の知名度は高くはないが、現在はNintendo Switch、PS4などでアーケード版『グラディウスII GOFERの野望』がプレイできる。未プレイの方は、ぜひその見た目の恐ろしさに驚いてもらいたいところだ。
他にも、RPGやシューティングゲームには、唐突に不気味キャラが出てくることが特に多く、多くのプレイヤーがトラウマを植え付けられることとなる。アナタはどんな不気味な敵が印象に残っているだろうか。