「ハドソンジョイスティック」「ジョイボール」…夢が詰まった80年代!ファミコン時代に続々と登場した“オリジナルコントローラー”4選の画像
ハドソンジョイスティック(ハドソン)
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 ゲームに欠かせないのが、「オリジナルコントローラー」だ。現代の機種ではさまざまなコントローラーが発売されている。もちろん、1980年代に一世を風靡したファミコンでもそれがいえる。

 夢がいっぱい詰まった80年代、どんなコントローラーが発売されていたのか、その代表的な4つを紹介していこう。

■伝説の全国キャラバンに参加するために購入した「ハドソンジョイスティック」

 1980年代の小学生たちにとって憧れのゲーマーといえば、やはりハドソン高橋名人だろう。当時はハドソンの一社員だった彼が名人となったきっかけが、伝説ともいえる「全国キャラバン」だ。

 この「全国キャラバン」に参加するには「ハドソンジョイスティック」を使用しないといけないルールがあり、当時はみんなして持っていたものだ。1985年に発売されたこのコントローラーは、ハドソンのトレードマークでもある“蜂のハチ助”を意識させた黄色と黒をベースに、中央にスティック、右にAボタンとBボタンを配置させている。

 確か第1回全国キャラバンの公認ソフトが縦スクロールシューティングゲームの『スターフォース』で、そこを皮切りに発売された記憶があるな。実はそれほど使い勝手が良かったとはいえないのだが、とにかく操縦桿のような雰囲気がグッドで、なんとしても連射を実現しようとして指が疲れ果てたものだ……。

 それでいて高橋名人は軽く連射を披露していたから驚きだった。カッコいいぜ、名人!

■まるで近未来! どでかいボールに度肝を抜かれた「ジョイボール」

 まるでSF映画の操縦席にありそうなコントローラーが、1985年にHAL研究所から発売された「ジョイボール」だ。今見ても斬新なデザインで、当時は本当に度肝を抜かれた。

 なにより、ボールがでかい! これだけ大きいから、少ない手首の運動で操作が可能という。シューティングゲームに必要といえる微妙な動きを再現できるというのが魅力的で、当時のキャッチコピーは“ジョイスティックを超えた新兵器”と、なんとも売り込み方もうまかった。

 値段がゲームソフト並に高くて筆者は手が出なかったが、持っている友人宅にお邪魔して遊ばせてもらった。何が凄いかってコードが短くて操作性があまりよろしくない……いやダメじゃん……となるのだが、当時はコントローラーが悪いとは思わず、自分の腕前が追い付いていないと思っていたものだ。

 ちなみに、ジョイボールには連射機能が付いている。これだけでも素晴らしいので、通常のコントローラーの十字キーで操作しながら、これで連射することも可能だったな。う〜む、しかしそれって意味があったのだろうか……。

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