ショッカー打倒のカギはお金と時間? 「ゲームは1日1時間」で泣く泣くクリアを諦めたファミコン『仮面ライダー倶楽部』の思い出の画像
『仮面ライダー倶楽部』(編集部撮影)
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 昭和の時代に誕生し、令和の今でも最新作が制作され子どもから大人まで愛される『仮面ライダー』シリーズ。その生誕50周年企画作品として制作される映画『シン・仮面ライダー』の上映が2023年3月に予定されています。脚本・監督を『新世紀エヴァンゲリオン』『シン・ゴジラ』の庵野秀明氏が務めるということもあり、上映を心待ちにしているライダーファンも多いのではないでしょうか。その上映に先立ってさまざまな企画が行われておりますが、1月21日には本映画のゲーム版ともいえるNintendoSwitch/PC向けアクションゲーム『SD シン・仮面ライダー 乱舞』の発売が発表されました。

『SD シン・仮面ライダー 乱舞』より

 横スクロールのベルトアクションゲームというだけでなく、育成要素もある『SD シン・仮面ライダー 乱舞』。これをみたレトロゲームファン、ライダーファンは、ある一本のゲームソフトを思い浮かべたのではないかと思います。ちょうど今から35年前となる、1988年2月3日にファミコン用ソフトとして発売された『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』です。仮面ライダーを扱った初めてのゲームであった本作がどんなゲームだったか、35年ぶりに振り返ってみたいと思います。

■第一期昭和ライダーが勢ぞろい!でも半分はお金で雇うことに?

『仮面ライダー倶楽部 激突ショッカーランド』は、横スクロールのアクションRPG。『SD シン・仮面ライダー 乱舞』のようなベルトスクロールのハックアンドスラッシュゲームではなく、初期のファミコンゲームによく見られたオーソドックスなスタイルです。ステージは全5ステージで、それぞれが4~7面構成。最初にショッカーランド、ショッカータウン、ショッカーマウンテンの3つのステージを選んでスタート。それぞれ仮面ライダー1号、仮面ライダー2号、仮面ライダーV3が主人公で、4ステージ以降は3人のライダーを切り替えながらプレイできます。

『仮面ライダー倶楽部』

 登場するライダーは、前述の3人に加えて仮面ライダーX、仮面ライダーアマゾン、仮面ライダーストロンガーの3人。

 総勢6人の昭和の第一期ライダーが勢ぞろいするのは、映画みたいな特別感があり心が躍ります。まあ、ライダーマンがいないのはちょっと残念ですが、完全な改造人間じゃないからダメだったんでしょうか。カセットアームを切り替えてギミックを攻略したりとか、すごくゲーム的で面白そうなんですけどね。なお、Xとアマゾン、ストロンガーはショップで購入しないと使えないのがこのゲームの世知辛いところです。

『仮面ライダー倶楽部』
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