『クラッシュ・バンディクー3』真っ暗闇の恐怖に、溺れ死ぬ恐怖…名作アクションゲームのトラウマステージ4選の画像
『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』(編集部撮影)

 2022年12月17日で、『クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周』(以下、クラッシュ・バンディクー3)が発売から24周年を迎えた。本作は1998年にプレイステーションで発売されたアクションゲームで、『クラッシュ・バンディクー』シリーズの3作目。「パワーストーン」と呼ばれる宝石を狙う邪悪な精霊・ウカウカの野望を阻止するため、主人公のクラッシュたちが「タイム・ネジネジマシーン」を使って時空を超え、世界のさまざまな場所を冒険するというものだ。

 本稿では、そんな『クラッシュ・バンディクー3』のなかでも、トラウマともいえるステージを4つピックアップして紹介しよう。

■ワールド1/ステージ4「どたばた ジュラシックぬま」

「どたばた ジュラシックぬま」は、沼がある地帯を進んでいくステージ。触れるとクラッシュをさらっていくプテラノドンや、一瞬で黒焦げになるマグナなどさまざまな敵や地形が待ち構えているが、もっとも怖いのはトリケラトプスに追いかけられるシーンだった。

 トリケラトプスは格子のある場所に閉じ込められているのだが、クラッシュが通り過ぎようとすると、その格子をぶち破って追いかけてくる。恐竜に追いかけられるのも衝撃だが、このシーンでは手前に向かって進まなくてはならないため、プテラノドンやマグマが画面に映り込んでからプレイヤーが対処するまでの猶予が短く、反射神経や動体視力も欠かせない。

「クラッシュ・バンディクー」シリーズは基本的に1回でも攻撃を受けるとアウト。アクアクという仮面の精霊がいると最大2回まで身代わりになってくれるが、アクアクが入っている箱は数が少なく、やはりプレイヤーの腕前が大きく求められる。そのため、「どたばた ジュラシックぬま」のように何かに急かされるようなステージは、緊張感もひとしおだった。

■ワールド3/ステージ4「きょじんさぎょういん でんせつ」

 こちらは城があったり魔法使いがいたりと、中世やファンタジーを思わせる要素が強いステージ。なにかに追いかけられるようなギミックはないが、ステージ名にもあるようにここでは「きょじん」が敵として出てくる。

 その巨人はクラッシュの2倍程度の大きさで、ひとつの体をふたりが共有しているようで頭がふたつある。さらに棍棒か、何かの丸焼きと思しき物体を振り回しており、この攻撃に当たるとクラッシュが吹っ飛ばされ、画面に激突してしまう。

 いきなりこちらの画面に吹っ飛んでくるものだから、初見ではまず驚く。ステージのギミックでも敵でもなく、主人公がやられたときのリアクションが肝、というのが本ステージの特徴だった。敵にやられたときのリアクションの多さも「クラッシュ・バンディクー」シリーズの特徴で、今回ピックアップした内容は数あるバリエーションのなかのひとつに過ぎず、ほかにもさまざまなやられ方があったりする。

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