『キャプテン翼』や『SLAM DUNK』にも登場…！スポーツ漫画に出てくる“途中加入”でメチャクチャ強いキャラ3選

　スポーツ漫画には、途中加入からかなりの戦力になる強いキャラが存在するものだ。主人公たちの助っ人になる場合もあれば、はたまた強敵となることもある。

　今回は、そんな突然現れたうえでメチャクチャ強かったキャラたちを紹介していこう。

■『キャプテン翼』試合終了前に到着してＰＫを止めた「若島津健」

　高橋陽一氏の『キャプテン翼』には、数々の魅力的な選手が登場する。主人公・大空翼にとって小学生編での最大のライバルは日向小次郎だった。

　日向が所属する「明和ＦＣ」は準決勝で松山光率いる「ふらの小」と対決し、試合終了直前にハンドでＰＫを与え、大ピンチを迎えていた。そこへ颯爽と登場するのが、“若堂流空手伍段”の腕前を持つ若島津建である。

　こともあろうか、若島津はこの試合を前半からじっくりと観戦していた。その証拠に、ふらの小の１点目となった松山のＰＫを見ていて「とれたな」とつぶやいている。実は若島津は交通事故で大怪我を負い、この大会に参加するのも危ぶまれていたらしい。

　そんな彼が試合終了直前に登場したことで、驚く日向ら明和ＦＣの選手たち。吉良監督までもが「どうやらまにあったようだな」と、心の中でつぶやいている。

　そして、一度決めているエースの松山をキッカーにＰＫが始まった。若島津は見事にＰＫを止めて、日向にパスを送り「明和ＦＣ」を逆転勝利に導く。

　ちなみにこのとき、日向はチームの大黒柱としての責任感、家計を支えるアルバイトで心労が重なり、体調不良となっていた。もしも若島津がいなかったら日向のメンタルはどうなっていたのか分からない。まさに救世主だ。

　その後も若島津は、翼たち「南葛ＳＣ」のシュートを空手家らしい俊敏性で止めまくる、鬼のような活躍ぶりを発揮した。

　井上雄彦氏による大人気バスケ漫画『ＳＬＡＭＤＵＮＫ』にも、途中加入をした人物が二人いる。それが、ポイントガード・宮城リョータとシューティングガード・三井寿、言わずと知れた本作の人気プレイヤーたちだ。

　ケンカ上等の問題児でもある両者だが、バスケセンスは優秀。宮城は２年生ながらも抜群のスピードやポイントガードとしての試合運びを持っており、県内トップクラスのガードである「海南大附属」の牧や「翔陽」の藤真とも張り合っていた。

　三井にいたっては、中学生時代に県内ＭＶＰを獲る活躍ぶり。怪我によるブランクはあれど、スリーポイントシュートの精度は相変わらず高く、たびたび「湘北」の窮地を救い、頼れる存在として活躍した。

　新入部員扱いになるが、そもそも主人公・桜木花道もバスケ初心者で途中加入のようなものだった。「湘北」が全国出場レベルのチームとなったのは、彼らの加入が大きなポイントとなったことは間違いない。