『ドラゴンボール』と『こち亀』も! 実は同じ世界線? 他作品のキャラが登場「クロスオーバーしちゃったジャンプ漫画」3選の画像
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 漫画には、別作品や別作家のキャラクターが垣根を越えて登場するケースがある。アメリカンコミックではよく見られる手法だが、たとえば『名探偵コナン』に『まじっく快斗』の怪盗キッドが準レギュラーとして登場したり、『ドラゴンボール』に『Dr.スランプ』のアラレちゃんがわずか数コマ登場したり、日本の漫画でもそのパターンはさまざま。同じ作者によって過去のキャラを登場させるというものだったり、仲の良い作家同士が承諾を得て自分の漫画に載せたりといったものだ。

 読者からすると、夢の展開であるこうした「クロスオーバー」作品。そこで今回は『週刊少年ジャンプ』の作品にテーマをしぼり、「このキャラが登場しているの?」と驚きを感じた意外な漫画を紹介していきたい。

■『こち亀』に豪華キャラが続々登場

 まずは秋本治氏による『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の30周年記念ムック『超こち亀』から。

 85組88名の人気漫画家が集結した豪華すぎるこのムックでは、『ゴルゴ13』からデューク東郷が登場したり、『キン肉マン』から正義超人の面々が登場したりと意外な「クロスオーバー」が実現。そして「こちらナメック星ドラゴン公園前派出所」というタイトルで鳥山明氏の『ドラゴンボール』とのコラボ作品もお披露目となった。

『こち亀』本編でも、コミックス69巻に収録されている伝説のニセ最終回「両さんメモリアル」のエピソードでフリーザやザーボンが登場しているが、この「こちドラ」はいわばその続編的なエピソード。ニセ最終回で部長に怒られてドラゴンボールの世界に飛ばされた両津が、今度は実際にナメック星でパトロールをするという展開だ。

 この時点でコミックスは150巻を突破し、ギャグ漫画というジャンルで30年もの間連載を続けてきた『こち亀』だからこそ実現できたクロスオーバー企画。寄せられたお祝いコメントや1ページトリビュート漫画も、集英社だけではなく『はじめの一歩』の森川ジョージ氏や『鋼の錬金術師』の荒川弘氏や『逮捕しちゃうぞ』の藤島康介氏といった各社の漫画家が多く参加。改めて『こち亀』が漫画界へ与えた影響の大きさに驚かされる。

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