『ドラクエ』プレイヤー泣かせの“欠陥呪文”も…いつの間にか仕様が変わっていた呪文3選の画像
画像は『ドラゴンクエスト』『ドラゴンクエスト3』『ドラゴンクエスト5』『ドラゴンクエスト8』『ドラゴンクエスト11』(編集部撮影)

 1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして誕生したゲーム『ドラゴンクエスト』。その長い歴史の中でデザインは2Dから3Dに、システム面では職業やスキルパネルが採用されるなど、さまざまな進化を遂げてきた。こうした新要素は、新作タイトルが発売されるたびに、ファンを楽しませてくれる。

 しかし初期作品から長年プレイしているプレイヤーにとって、後続タイトルとの違いに混乱してしまうのが呪文ではないだろうか。ナンバリングごとの違いやオリジナル版、リメイク版などにより、その仕様が異なっている呪文もある。そこで、今回はいつの間にか仕様が変わっていた呪文をいくつか振り返りたいと思う。

■冒険に欠かせない呪文「ルーラ」も仕様が変更に

 第1作『ドラゴンクエスト』から登場し、『ドラクエ10』以外では皆勤賞となっているルーラ。『3』以降のルーラは一度行ったことのある場所に、いつでも瞬時に移動することができる超便利呪文だ。

 冒険をするうえで欠かせない呪文の一つだが、多くのプレイヤーが一度はやってしまう困った仕様がある。それが、天井に頭をぶつける問題だ。屋内で使用した場合、天井に頭をぶつけてしまう。

 しかし、ナンバリング最新作である『ドラクエ11』では、この仕様が撤廃され、屋内においてもルーラを唱えることができるようになった(2Dモードや3DS版では頭をぶつけるため注意が必要)。

 その他の仕様の変化としては、『ドラクエ3』『ドラクエ4』で、戦闘中であってもルーラを唱えることができたのを覚えているプレイヤーはどのぐらいいるだろうか(リメイク版『ドラクエ4』では使用できない)。戦闘中に使用すると、戦闘をただちに離脱することができたのだ。しかし、行き先を自由に選ぶことはできないので、「にげる」の代わりのイメージで活用されていた。

 最近のRPGではファストトラベルが導入されることが増えたため、ルーラの扱いも今後さらに変わっていくかもしれない。制作が発表された『ドラクエ12』におけるルーラの仕様がどうなるのか注目したいところだ。

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