■実はマニア? ヒーロー物の設定をアツく語る姿が愛おしい
麦わらの一味とその海賊同盟たちがワノ国の民衆にまぎれていた頃、そば屋の“サン五郎”ことサンジは恐竜の能力者ページワンに狙われ、ジェルマ66の戦闘スーツの力で変身する。
そのサンジが変身した姿を見たローは「なぜ奴があのスーツを持ってる」「アレは間違いなく…『悪の軍団ジェルマ66』のNo.3“ステルス・ブラック”」と興奮気味に語った。
このステルス・ブラックとは、『ワンピース』の作中に存在するヒーロー物「海の戦士ソラ」という絵物語の登場キャラ。ちなみにジェルマ66はその作品の悪役で、ローは「ジェルマが嫌いだった」とも語っている。
このヒーロー作品について詳しすぎることをツッコまれたローは「“北の海”の常識だ」とごまかしたが、その後もマニアックな解説を続けるローの姿からは「ヒーロー物に夢中になっていた少年時代」が見え隠れする。
ローといえば落ち着いたクールキャラの印象が強いので、抑えきれない少年心がかいま見えた瞬間にキュンとしたファンも多かったことだろう。ローの新たな一面を知ることのできた、とてもステキな場面だった。
■ドレスローザでのルフィとローのほほ笑ましいやりとり
ドレスローザ編では、ドフラミンゴを倒すべく、ルフィーとローは共闘する。そしてメラメラの実争奪闘技大会には、キャベンディッシュという新世代の海賊が参加。何よりも自分の人気を気にするナルシストなキャベンディッシュは、ルフィやローたち最悪の世代が世間で注目されていることに一方的な恨みを抱いていた。
ウソップに救われたキャベンディッシュは、麦わらの一味に対する恨みはなくなったようだが、ローを見かけた瞬間に容赦なく攻撃。それを見たルフィは、ローを助けながら「何すんだ!! コイツは俺の仲間になったんだ!!」とキャベンディッシュに文句を言うと、それを聞いたローは「なってねェよ!!!」と即座にツッコんだ。
そんなコントのようなかけあいに、クスッとさせられたファンは多かったことだろう。ドレスローザ編では、ローを仲間として扱うルフィと、そのたびにいちいち否定するローのやりとりが何度かあって、とてもほほ笑ましかった。
今回はトラファルガー・ローと麦わらの一味の絡みの中でも、とくに好きな場面を紹介させていただいた。本日はローの誕生日なので、SNSなどで彼を祝うファンも多いはず。そんなロー好きの皆さんにとって、彼の一番好きなシーンを挙げるならどこになるのだろうか?