「水星の魔女」も!? 蒼い死神、エンデュミオンの鷹…「赤い彗星」だけじゃない『ガンダム』エースパイロットの痺れる“二つ名”たち!の画像
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』第5巻より(KADOKAWA)

 1979年にテレビアニメ『機動戦士ガンダム』が放送され、複数の作品が誕生した『ガンダムシリーズ』。さまざまなMS(モビルスーツ)とパイロットが登場し、なかでもエースパイロットと呼ばれるキャラクターは人気がある。

 シャア・アズナブルの「赤い彗星」のように、エースパイロットのなかには本名ではない“二つ名”をもつ場合があり、なかなか厨二心をくすぐられるものが多い。本記事は、『ガンダムシリーズ』に登場した二つ名をピックアップして紹介したい。

 なお、小説やプラモデルも含めると膨大な数になるため、今回は基本的に映像化されているものからピックアップした。

■意外と物騒?連邦軍に所属するパイロットの二つ名

 ジオン軍など相手側から見れば、当然連邦軍など主人公たちも忌み嫌われる存在であり、『機動戦士ガンダム』の主人公アムロ・レイおよびRX-78が「白い悪魔」と呼ばれるように、恐ろしそうな二つ名をつけられているキャラは多い。

 ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY』シリーズの主人公として初登場したユウ・カジマの二つ名は「蒼い死神」。同作では「EXAM」といういわくつきのシステムに翻弄される様子が描かれるが、パイロットとしては超一流。連邦軍でもトップクラスの撃墜数を誇るキャラだ。

 愛機のブルーデスティニー1号機のカラーリングが蒼く、EXAMシステムの発動で鬼神のような強さを発揮する。しかし、過負荷によってパイロットが死亡したため、機体込みで「蒼い死神」と呼ばれた。

 また『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』に登場した地球連邦軍軍曹のテリー・サンダースJr.は「小隊潰しの死神」などという恐ろしい名前で呼ばれていた。

 これは敵からつけられたものではなく、テリー自身の3度目の出撃で彼を残して小隊が全滅するというジンクスによって、味方からつけられた不名誉な二つ名。しかし、作中でシローのおかげもあって、ジンクスを払拭することに成功する。

 ちなみに、ジンクスの真実は「テリーの操縦技術が高く、絶望的状況でも1人生き残れた」が正しいとされる。事実、作中で陸戦型ガンダムを五体満足のまま戦い抜いたのは、テリーだけである。

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