■もう1つのガンダムSEED!『ガンダムSEED ASTRAY』
続いてアニメ化してほしい作品として紹介するのは『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY』シリーズだ。広告用PVとしては一応アニメ化はされているが、OVAや劇場版のようなしっかりとした作品は作られていない。
『ASTRAY』シリーズは、『機動戦士ガンダムSEED』のスピンオフ作品としてマンガや小説が展開され、テレビシリーズでは描かれなかった戦争の裏側を知ることができる。
『ガンダムSEED』本編で崩壊したコロニー「ヘリオポリス」でジャンク屋をしているロウ・ギュールが主人公。そのロウが偶然「ガンダムアストレイ ブルーフレーム」と「レッドフレーム」を発見し、レッドフレームを乗機として活躍する。
前述した通り、『ガンダムSEED』本編では描かれなかった部分が補完されており、アスランの乗るイージスガンダムの自爆を受けたキラを誰が助けたのか、地球連合がG兵器を製造し、強奪された理由などにも触れられている。
そして『ASTRAY』シリーズの最大の魅力は、なんと言ってもMSのカッコ良さ。ロウが搭乗する「レッドフレーム」はロマンが詰まった機体で、日本刀をモチーフにした「ガーベラ・ストレート」は男心をくすぐる武装だ。
ほかにも、もう1人の主人公である叢雲劾が操る「アストレイ ブルーフレーム」を始め、「ゴールドフレーム」や「ソードカラミティ」など、アニメ映像で活躍を見てみたい機体は多い。
昨年5月に発表された『SEED』にまつわる新プロジェクト「GUNDAM SEED PROJECT ignited」の中にアニメ化の項目はなかったので、現段階では実現の可能性は低いかもしれないが、いつまでもアニメ化を待ちたい作品である。