■再就職先もブラック!コベニが幸せになれる日は来るのか…
血なまぐさい生活に嫌気が差したコベニは、物語終盤で公安を退職して再就職することになる。新しい職場は「ファミリーバーガー」というハンバーガー屋なのだが、ここがまたブラック感満載のヤバそうなところなのだ。
弱気な性格のせいか、コベニはあまり接客が得意ではないらしく、上司から「笑顔が固いよ」と言われてしまう。さらに話す前に「あっ」と言ってしまうクセを直すように指摘されるが、焦ったコベニは何度も「あ」を連発。そこでなんと上司は、コベニに思い切りビンタを食らわせる。“ファミリーの平手打ち”と言っているが、まぎれもないパワハラだ。それを見ていた他の店員も何も言わないばかりか、「俺らファミリーなんだからさ!」などと言っており、行くところまで行った職場だな……という感想が思い浮かんだ。よく見ればどの店員も顔が死んでいるような気がしてくる。
さらにこの後、いろいろあってハンバーガーショップは血の海と化すことになってしまう。コベニも(ギャグ要素が強くはあったが)散々な目に遭わされ、不憫もここまで来ると笑うしかないというレベルだった。第1部終了時点では、彼女のその後については明かされていないが、いつか幸せになれる日は来るのだろうか……。
弱そうなキャラと思わせておいて、しぶとく生き残ったコベニ。異様に身体能力が高かったり、契約悪魔があえて伏せられていたりと、謎が多いキャラクターでもある。そのため一部では、今後なにかしらの重要人物になるのでは?という声もあがっているようだ。第2部ではまだ登場していないが、今後の動きに注目したいところである。