『金田一少年の事件簿』『幽☆遊☆白書』…アニメでは生きているのに…漫画とアニメ版で生死が異なる重要人物4選の画像
画像は講談社漫画文庫『金田一少年の事件簿 file:7 異人館ホテル殺人事件』(講談社)

 キャラクターの死というのは、物語において大きな転換点となる。しかし作品の重要人物であるにもかかわらず、アニメと漫画で生死が異なるキャラクターも少なくない。

 彼らの生死のステータス変更にはさまざまな理由があるのだろうが、「アニメで好きだったキャラが原作では死んでいた」などどちらかのコンテンツしか知らない人が驚いてしまう作品もある。そこで今回は、そんな漫画とアニメで「生死が異なる」重要人物たちを紹介したい。

※以下には、漫画『幽☆遊☆白書』『遊☆戯☆王』『みどりのマキバオー』『金田一少年の事件簿』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、気になる方はご注意ください。

■ゆっくり余生を過ごした幻海

 まずは、冨樫義博氏の『幽遊白書』の主人公・浦飯幽助の師匠である幻海。初登場時から70歳前後と高齢だった幻海は、原作漫画の最終回では天寿をまっとうして死亡していた。遺言状には幽助たちに自身の所有する山林を妖怪たちの隠れ家として与えるよう書かれており、幽助たちはその遺言に沿って山林に集まることとなる。

 一方のアニメでは、漫画とは違いあまり年月が経っていないこともあってか、最終回時点でも彼女は健在。上記の遺言については彼女の口から直接みんなに語られる形となっていた。なお、アニメでの彼女の最後の登場シーンは縁側でお茶を飲みながらくつろいでいる場面。何はともあれ幸せそうなシーンで一安心だ。

 続いては『遊☆戯☆王』のペガサス・J・クロフォード。インダストリアル・イリュージョンの名誉会長で「マジック&ウィザーズ(デュエルモンスターズ)」を生み出した天才ゲームデザイナーであるペガサスは、自らの持つ千年眼(ミレニアム・アイ)で反則的な決闘を繰り返していた。そんな彼が海馬コーポレーションを手に入れようした理由は、かつて亡くなった愛する女性・シンディアにもう一度会うため。理由を知るとなんともせつない。

 漫画でのペガサスは、最終的に闇バクラに千年眼をえぐり取られ暗殺されてしまう。しかしアニメではその後治療を施されて一命を取りとめており、続編であるアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』にも登場。登場回数も少なくなかった。

 彼の生存は『遊戯王』のアニメ版が低年齢層の視聴者も多いがゆえの配慮という意味もあるのかもしれない。キャラの濃いペガサスが生き残ることによって、物語にいいスパイスが加わったといえるだろう。

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