■偉大なる水島新司作品の名投手たち
では続けて7位からの発表です。
第7位「男どあほう甲子園 藤村甲子園」
第6位「ストッパー 三原心平」
第5位「野球狂の詩 水原勇気」
7位から5位は水島新司ゾーンです。野球漫画の第一人者の水島新司先生は、多くの野球漫画を描かれているのでいろんなキャラクターがいます。
7位は藤村甲子園。ストレート一本という昔らしいキャラクターです。「いくでぇ、豆タン!」「はいな!あんさん!」という、主人公の藤村甲子園と女房役の捕手・豆タンとの掛け声は、思い出しただけで涙が出そうなくらい懐かしいです。水島先生の胃の不調で、途中からストーリーを担当した佐々木守先生は甲子園が大阪にあると思っていたぐらい野球を知らない人だったそうです。ですが、それをきっかけにあだち充先生の初の野球漫画である『リトル・ボーイ』を連載されました。
6位は渋いチョイスですが、凄く好きな漫画『ストッパー』から主人公の三原心平です。投手の能力としてはプロレベルに達して無いが、駆け引きで打ち取ったり、果てにはヤスリで球を傷つけたり、ポマードを塗って変化をさせる不正投球を行います。そこの証拠となるボールを押さえようとするドラマまで描かれる漫画で、中々無いストーリーで好きな野球漫画の一つです。
5位は史上初の女性投手の水原勇気です。いかにして女性投手が誕生し、プロ野球の選手として通用するにはどうするのかというストーリー。その答えとして「ドリームボール」という魔球が誕生します。それまでに前例がないもの、というのが好きなので水原勇気という史上初の女性投手は、受け流せません。
さて続く第4位は、なかいま強先生の野球漫画『わたるがぴゅん!』から主人公の与那覇わたるです。昨今の漫画人気から、度々メディアや雑誌でも漫画が取り上げられる。が、なかいま強先生の作品を取り上げられているところをあまり見ないことに、正直憤慨しております!
本当に漫画好きなのかあなたたちは!? なかいま強作品の名前を出さないあなたたちは本当に漫画が好きなのか!? そう問いかけたくなります。相撲漫画の名作『うっちゃれ五所瓦』。多分、漫画の中で一番笑ったのは『柔道部物語』か『うっちゃれ五所瓦』だと思います。ゴルフを描かれた『黄金のラフ』も最高に面白いです。
この『わたるがぴゅん!』に至っても笑える野球漫画で、沖縄出身のわたるが投げる「ハブボール」にワクワクさせられっぱなしでした。打者の前で3段階ぐらいホップするこのハブボールは読んだ体感でもかなりの威力でした。それにしても怒ってます。漫画好きと名乗る者たちよ! なかいま作品をもっと紹介しろ!!!