■「クロロの手刀を見逃さなかった男」の鮮やかすぎる負けっぷり

 次に紹介する男の名は作中に一度も出てこないが、『ハンター×ハンター』のモブキャラの中では抜群の知名度の高さを誇る。その名も無き殺し屋は、ヨークシン編に登場した。

 彼はネットスラング化している「俺でなきゃ見逃しちゃうね」のセリフを心の中でつぶやいた男で、幻影旅団の団長クロロが女の子(マフィアのボスの娘ネオン)を超スピードの手刀で気絶させたのに気づいた人物である。

 彼は自分の腕に相当自信のある殺し屋だったようで、幻影旅団の団長のことを「同類」などと言いながら居場所を突きとめ、単独で勝負を挑む。

 いかにも強者らしいオーラを漂わせていたが、次の回の冒頭で「何故オレはまだ生きてるんだ!?」と情けない表情で男が嘆くシーンが描かれている。この時点ではまだ男は死んでいないが、クロロの念能力「密室遊魚」によって男の手足や首などを食いちぎられており、もはや死から逃れられない絶望的な状態だった。

 ちなみにクロロが密室遊魚を消した瞬間に彼の死が確定。念魚に食われた男は痛みを感じないだけに、苦しまずに死ねたという意味ではラッキーだったのかもしれない。

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