アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』時間が止まる! 逆再生される! 敵のスタンドが侵食!? スタッフの神演出が光った“特殊オープニング”3選の画像
アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』時間が止まる! 逆再生される! 敵のスタンドが侵食!? スタッフの神演出が光った“特殊オープニング”3選の画像

 1986年から『週刊少年ジャンプ』で連載スタートし、2021年8月まで第8部「ジョジョリオン」が連載されていた荒木飛呂彦氏による人気漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』。2012年よりスタートした同作のアニメーションシリーズが今年で10周年を迎え、8月10日からはジョジョアニメシリーズが一同に介する10周年記念展示会が東京・池袋サンシャインシティで開催されている。

 これまでアニメでは第6部「ストーンオーシャン」の1期までが制作されているが、全編にわたって『ジョジョ』ならではの演出が詰まった作風となっている同シリーズ。特にスタッフの遊び心が光っているのが、各シリーズで突如挟み込まれる“特殊オープニング”だろう。通常のオープニングとは、音声や作画などが微妙に変えられて演出されるこれらの回。特に、3部以降のシリーズでは最終回近くなるとラスボスのスタンド能力に絡めた演出が挿入されており、毎回驚かされる。

 そこで本記事は、スタンド能力がストーリーの中心となった3部から5部までのオープニングアニメーションを取り上げる。ただ、各部のラスボスと絡めて紹介するので、ネタバレを含む点に注意していただきたい。

■止まったOPで繰り広げられるオラオラ&無駄無駄ラッシュ

 まずは第3部「スターダストクルセイダース」第2期にあたる「エジプト編」のオープニングだ。

 第3部は主人公である空条承太郎が、母・ホリィの命を救うため、エジプトに居を構えるDIOを倒すストーリー。DIOのスタンドは謎に包まれていたが、終盤に「時を止めることができる」と判明する。そして、スタンド「ザ・ワールド」に対峙した承太郎は、自身のスタンド「スタープラチナ」を進化させ、同じく数秒だけ時を止められるようになった。

 この二人のスタンド能力が、本編だけでなくオープニングにも影響させファンを驚かせた。第47話「DIOの世界 その3」で、通常通りのオープニングかと思いきや、歌詞の「エンド・オブ・ザ・ワールド」の部分でDIOが「ザ・ワールド!」と叫んだ瞬間、オープニング映像がストップしてしまうのだ。

 時が止まった世界を悠々と歩くDIO。そして、その動きを目で追いかける承太郎。時が動き出した直後に、スタープラチナとザ・ワールドがラッシュを繰り広げてオープニングが終了する。

 スタッフの「ジョジョ愛」が込められたようなこの特殊演出に、筆者はテンションを上げずにいられなかった。漫画さながらの文字による「オラオラ」と「無駄無駄」の演出が、ジョジョらしさにあふれている。

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