■「イノベイター」は身体的にも能力的にもシリーズ最強!?
『機動戦士ガンダム00』においては、「イノベイター」と呼ばれる存在がいる。イノベイターとは、ソレスタルビーイングの創設者イオリア・シュヘンベルグが提唱した新人類のことで、脳量子波という特別な脳波を用いてイノベイター同士で意思疎通を図ったりもできる。またイノベイターは常人とは比較にならない高い身体能力を持ち、老化を抑制することで人の2倍近い寿命を得る。まさに進化した人類にふさわしい存在である。
そんな「イノベイター」になる条件とは、ガンダムタイプの動力源であるGNドライヴから放出される特殊な粒子「GN粒子」に曝されること。ただ、この条件を満たしても、イノベイターに覚醒するかは本人の素養次第だ。
作中では主人公の刹那・F・セイエイや、劇場版に登場したデカルト・シャーマンがイノベイターに覚醒。イオリアは人類を「イノベイター」へと進化させるべく長い年月をかけて計画を練っていた。
その目的は地球外の生命体との接触、「来るべき対話」に備えてのこと。本編後の世界を描いた『劇場版 機動戦士ガンダム00』にて地球外生命体ELSが地球に襲来。人類はピンチに陥るもイノベイターに覚醒した刹那がこれを阻止し、刹那の乗るダブルオークアンタの切り札である「クアンタムバースト」を介してELSと対話。異星の生命体と人類は共存する道を選んだ。
クアンタムバーストの力を借りたとはいえ、異星の生命体と意思疎通が図れたのは、イノベイターならではの高い共感能力によるものだ。そのあたりまで加味すると、イノベイターが得られる能力の数々はシリーズ最強クラスと言えそうだ。