■まるで超巨大なビームサーベル!?「戦略兵器レクイエム」
レクイエムとは、『機動戦士ガンダムＳＥＥＤ ＤＥＳＴＩＮＹ』に登場した、超巨大なビーム砲のこと。前作の『機動戦士ガンダムＳＥＥＤ』には、ジェネシスという地球全土を破壊可能な戦略兵器が登場したが、レクイエムもそれと同レベルのとんでもない兵器である。
地球連合軍が月面に設置したレクイエムは、ジェネシスとは違って全方位の標的を破壊できる。その秘密はレクイエム周辺に配備された筒状のコロニーにあり、コロニーの内側にはビームを曲げられる「ゲシュマイディッヒ・パンツァー」と呼ばれる装置が搭載されていた。
この装置は『機動戦士ガンダムＳＥＥＤ』ではフォビドゥンガンダムに実装されており、ビーム攻撃を弾いていたが、レクイエムのそれは規模が違う。レクイエムが放つ巨大なビームを自在に曲げ、全方位への攻撃を可能にしているのだ。
レクイエムの威力は、たった一発で６基ものプラントを壊滅させ、アスランにジェネシスに匹敵すると言わしめたほど。ビーム照射中に筒状のコロニーで軌道を変えることで、まるで超巨大なビームサーベルが薙ぎ払うような攻撃も可能だった。
どこに敵がいようと絶対に命中させるという明確な殺意が感じられ、地球連合軍の容赦のなさが見てとれる。それにしても『ガンダムＳＥＥＤ』『ＳＥＥＤ ＤＥＳＴＩＮＹ』の舞台となったコズミック・イラ（Ｃ.Ｅ.）に生まれた兵器には、本当に恐ろしいものが多い……。
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