宇宙世紀のガンダム作品よりエグい!? サイクロプス、レクイエム、そして月光蝶…平成ガンダムで描かれた「トラウマ級の恐ろしい攻撃」3選の画像
画像は『機動戦士ガンダムSEED』HDリマスターComplete Blu-rayBOXより (C)創通・サンライズ

『閃光のハサウェイ』に『ククルス・ドアンの島』と、このところ立て続けに新作映画が公開されて盛り上がりを見せている『ガンダム』シリーズ。これらの2作品は「宇宙世紀シリーズ」などとも呼ばれる、架空の暦号“宇宙世紀”を舞台に描かれた作品だ。

 そんな根強い人気を誇る宇宙世紀のガンダム作品では、コロニー落としやソーラ・レイといった恐ろしい攻撃が登場し、作中で甚大な被害をもたらす。

 しかし、宇宙世紀以外の『ガンダム』、いわゆる“平成ガンダム”にも負けず劣らず恐ろしい兵器が登場しているのをご存じだろうか? 今回はそんな、平成以降の『ガンダム』作品に登場した、とんでもない攻撃を紹介していきたいと思う。

■巨大電子レンジで生物全滅? トラウマ必至の「サイクロプス」

機動戦士ガンダムSEED』の視聴者にトラウマ級の衝撃を与えた兵器が「サイクロプス」だ。

 サイクロプスは、マイクロ波を広範囲に放射して超高温を発生させる超巨大な電子レンジのような代物。高温による被害だけでなく強力な電磁波が発生するためにコンピュータ全般も機能停止し、生物に対してはさらに恐ろしい凶悪な効果をもたらす。

 サイクロプスの範囲内にいるあらゆる生物は体中の水分が沸騰して一瞬のうちに死亡。アニメでも兵士の体が膨張して爆発する、えげつないシーンが描かれていた。幸いその描写はほんの一瞬なので良く見ないと分かりにくいが、非人道極まりない兵器だ。

 作中では、地球連合軍の上層部が基地本部の地下にサイクロプスを設置。基地を守備する自軍の兵士もろともザフト主力部隊を消滅させようという、あまりにも残酷な作戦に用いられた。

 大がかりな施設が必要な自爆前提の兵器ではあるが、核攻撃と違って放射能などは発生しないため、ある意味クリーンな兵器らしい。とはいえ『機動戦士ガンダムSEED』の殺伐とした世界観を象徴する、怖すぎる大量破壊兵器だ。

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