■人づきあいの天才?広瀬康一

「部下にしたいジョジョキャラ」と聞いて、多くの人が頭に思い浮かべそうなのは、やはり第4部に登場した広瀬康一だろう。

 第4部は東方仗助が主人公で動いているストーリーだが、康一の成長劇でもあった。康一を振り返ると、最初はおどおどした気弱な高校生で、何に対しても自信が無さそうだった。それがスタンド使いになってから一変する。

 小林玉美のスタンド「ザ・ロック」によって、家族が酷い目に遭わされたとき、怒りとともにスタンド能力が開花。家族を守るために戦って勝利することになった。そこからは同級生の山岸由花子の「ラブ・デラックス」との戦いを経て、心もスタンドも強くなり、吉良吉影との戦いでは男気を見せる。吉良の放った「シアー・ハート・アタック」によって負傷した承太郎を守るために、自らが犠牲になったのだ。

 決して勝てないと分かっていても、誰かが吉良を倒してくれる!と信じての行動。その思いは無駄にならずに仗助へと繋がり、最後の吉良との勝負でもここぞという場面で吉良の右手を封じて勝利のきっかけを作った。

 そんな康一だからこそ、部下だったら予想以上の働きを見せてくれるだろう。康一は戦いばかりに注目が集まるが、コミュニケーション能力が高く、康一を慕ってくれる人間が多い。承太郎や仗助、億泰、由花子を始めとして、岸辺露伴や間田敏和など気難しい人間とも、普通に接している。

 他にも危機的状況から抜け出す力を持ち、5部では承太郎からの依頼をこなしていたりと仕事の能力が高そう。度胸があり、人望があって仕事が出来る康一。部下だったとしたらかなり有り難いだろう。

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