新作映画『THE FIRST SLAM DUNK』での活躍は果たして!? “海南・宮益”“山王・一ノ倉”“陵南・魚住”地味とは言わせない「たゆまぬ努力が実ったプレイヤー」3選の画像
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 ついに最新映画の正式タイトルが『THE FIRST SLAM DUNK』と発表され、12月3日が公開日であることも判明した井上雄彦氏の『SLAM DUNK(スラムダンク)』。7月7日夜7時には、YouTubeの東映アニメーション公式チャンネルにて特報動画も解禁されるようだ。

 そんな楽しみが尽きない『スラムダンク』には、チームの絶対的エースの流川楓や仙道彰、沢北栄治など、華麗なプレーで魅せる天才的なプレイヤーが登場。同作の主人公・桜木花道もバスケを始めてわずか4か月で全国の舞台で活躍を見せるなど、れっきとした天賦の才能の持ち主と言えるだろう。

 だが、飛び抜けた才能あふれる華やかな選手たちの陰で、コツコツと地道な努力の末に輝きを見せた選手の姿も描かれていて、そのあたりがまさにリアル。そこで今回は、個人的にお気に入りの努力が結実した選手に焦点を当ててご紹介したい。

 

※以下には、コミック『スラムダンク』の一部内容が含まれています。ストーリーを解説するのが本記事の主目的ではありませんが、漫画およびアニメをまだご覧になっていない方、意図せぬネタバレが気になる方はご注意ください。

 

■海南大附属“No.2シューター”「宮益義範」

 まず“努力の人”として思い浮かぶのは、海南大附属高校3年の宮益義範だ。「神奈川の王者」と呼ばれる名門校のバスケ部に入部したとき、なんと彼は初心者。身長160センチ・42キロという小柄な体格で、見た目は“ひよわ”そのものだった。

 しかし宮益は、各中学のエース級の選手ですら次々辞めていくほど、ケタ違いにキツい海南の練習を耐え抜き、ひたすら努力を続けた彼を見てきた仲間たちからは厚い信頼を得ている。

 その宮益の3年間の集大成とも言える試合が、インターハイ予選・決勝リーグでの「海南対湘北戦」だろう。バスケ初心者とは思えない驚異のリバウンド力を発揮する桜木花道に対し、海南の高頭監督が投入したのが、公式戦初出場の宮益だった。

 あえて体格差のある宮益を花道とマッチアップさせ、挑発した上で花道のミスを誘発するという策がハマる。宮益を入れた海南の狙いに気づいた湘北は、宮益をフリーにして対応。すると宮益の最大の見せ場がやってくる。

 高頭監督の「甘く見られたな…宮益」の言葉とともに放たれた宮益のスリーポイントシュートは見事に決まる。「海南のユニフォームをとった男だぞ」「ナメんなよ」と、誇らしげに牧が宮益を称賛する場面も、彼に対するリスペクトを感じるシーンだ。

 高頭監督は宮益について、シュートだけなら神宗一郎に次ぐ存在だと語っている。それを隣で聞いていた全国トップレベルのシューター・神の「努力してましたから…宮さんは…」という言葉にもグッとくる。

「海南に天才はいない」は高頭監督の言葉だが、それを象徴する努力の男こそが宮益義範ではないだろうか。

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