Nintendo Switch/PC用アクションゲーム『モンスターハンターライズ』の大型拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』が6月30日に発売となる。
モンハンシリーズといえばもちろんモンスターの討伐が何よりの楽しみで、最新作へは現段階でセルレギオス、ライゼクス、ショウグンギザミ、そして「黒蝕竜」ゴア・マガラといった歴代人気モンスターの復活が告知されている。ただやはりファンが期待してやまないのは『モンハンライズ』ではついに登場しなかった「超大型モンスター」の討伐。山に登るように戦う人知を超えるような超大型のモンスターの討伐は歴代シリーズでも異色の戦いだった。
毎回どのような超大型モンスターが出るのかワクワクしているファンも少なくないのではないだろうか。今回は『サンブレイク』に新しい超大型モンスターが登場することを期待しつつ、これまでの討伐がいかにロマンがあったか、そのデカさとともに振り返りたい。
■歩く天災!初めて登場した超大型モンスター
まず最初に紹介するのは初代『モンスターハンター』に登場した「老山龍」ラオシャンロン。当然ながら、モンハンに初めて登場した超大型モンスターとなる。
その大きさは、6960cm(約70メートル)。似た大きさのものでは「太陽の塔」が70メートル、「ボーイング747」が76メートル、建物にするとおよそ23階建ての高さとなる。プレイした人は、初討伐時にその存在感に驚いたはず。
ラオシャンロンのクエストは前半と後半に分けられ、「歩くだけで天災」というそのスケールをあらわす言い伝え通り、前半はラオシャンロンがただ歩行しているのみだが、脚や尻尾にしょっちゅう吹き飛ばされる力強さが衝撃的。また、ダウン時に押しつぶされたりなどもあるあるだった。
後半は砦を守るため、本格的に戦うことになるが、強力な兵器・撃龍槍をヒットさせることで、モンハンのテーマ曲ともいえるBGM「英雄の証」(厳密にはアレンジされた「最終決戦」という曲)に切り替わる。この仕様のために、ラオシャンロン戦ではテンションをあげるため音量を大きくした筆者のような人もいたに違いない。
ちなみに討伐後のお楽しみ、剥ぎ取りタイムもなかなか焦る。ラオシャンロンは頭、前脚、後脚と3か所から3回ずつ計9回剥ぎ取れるわけだが、それぞれの場所が離れているため、急がなくては全部剥ぎ取りできなかったのだ。それまでのモンスターの剥ぎ取りとはここでも違うスケールで、これまたどれだけデカいんだと驚かされた。
メタ的な話になるが、倒した場所によっては頭が砦内にめり込んでしまい、剥ぎ取れなくなることも多かった。せっかく倒したのに「あー……」となる人も多かったのではないだろうか。