■第2位『天空の城ラピュタ』

 第2位は18.0%を集めた『天空の城ラピュタ』。1986年に公開された作品だ。

 飛行石を持つ少女・シータとパズーの、空に浮かぶという伝説の城・ラピュタを巡る冒険を描いた物語で、そのラストシーンは城が崩壊しラピュタがさらに空高くへ飛び立ってしまうというもの。

 ラストに近づくにつれ怒涛の展開が続くが、穏やかな雰囲気でエンディングを迎えるので観終わった後に気持ちが晴れやかになるという意見がアンケートでは多かった。作中屈指の愛されキャラ・ムスカ大佐のキャラクターの濃さや、テレビ放送時には作中のタイミングに合わせて「バルス」とツイッターでつぶやきトレンド入りするなど、ジブリ作品の中でもかなり知名度の高い作品なので印象に残っている人も多そう。

 選んだ人からは「もうラピュタにたどり着くことができないほど、高く飛んでいってしまうのが、はかなくて好き」(39歳・男)、「終わった……というさわやかな感じが出ていて好き。曲も世界観にマッチしている」(38歳・男)、「エンディングテーマとラピュタが上に上がっていくシーンまでつながるところが印象的でした」(37歳・女)、「主人公サイドの全員が無事であったことと、きっとそれぞれが新しい日々を生きていくんだろうなと思わせてくれる終わりかたが好き。とても平和で素晴らしいラストだったと思います」(49歳・男)、「ハラハラする場面が連続していた後なので、ホッとしてしみじみ良かったなと感じたから」(45歳・男)、「一番好きなアニメで何回見たか分からない。シータとのその後を想像してしまいます」(41歳・女)、という声が寄せられた。

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