『魔女の宅急便』『となりのトトロ』『ラピュタ』の最後に涙…スタジオジブリ映画で「一番好きなラストシーン」ランキングBEST3の画像
『となりのトトロ』より (C)1988 Studio Ghibli
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 8月12日から3週にわたって、日本テレビ系『金曜ロードショー』でスタジオジブリ作品が放送され、18回目の放送となる『天空の城ラピュタ』が平均世帯視聴率が12.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、同じく18回目の放送となる『となりのトトロ』が平均世帯視聴率13.7%(同)を記録し、根強い人気を見せつけた。

 1985年の6月15日に『天空の城ラピュタ』制作のため、徳間書店を中心として設立されたスタジオジブリ。以来、数多くの世界的ヒット作が生まれたが、何度も見ている作品については、最初から最後まで細かいシーンやセリフを思い出せるという人も少なくないのではないだろうか。

 そこで今回は、ジブリ作品の「ラストシーン」に注目。時にはハッピーエンドばかりではない終わり方やどこかノスタルジックな気持ちになるラスト、美しい映像とエンディング曲のマリアージュはジブリ作品の醍醐味。今回ふたまん+では10代から40代男女300人を対象にアンケート調査を実施し、「ラストシーンが好きなジブリ映画」を1つ挙げてもらった。回答とともに寄せられたコメントと合わせて、その結果をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)

※記事では過去に制作されたスタジオジブリ作品の内容を含んでおります。

■第3位『魔女の宅急便』

 まず第3位に選ばれたのは1989年に公開された『魔女の宅急便』だった(10.3%)。

 2022年4月29日の『金曜ロードショー』で16回目の放送が行われた同作。キキが初めての仕事をしていく中で挫折しながらも成長し、世の中に馴染んでいくまでを描いた内容に、アンケートでは「元気をもらえるラストシーン」という声が寄せられた。また主題歌の荒井由実(松任谷由実)によるエンディングテーマ『やさしさに包まれたなら』が物語の雰囲気ともベストマッチしたラストシーンとなっている。

 同作は、キキが老婦人と心を通わせた場面で幕を閉じる案で当初予定されていたが、紆余曲折をへて現在の形にシナリオが変更されたことが過去のインタビューなどで語られている。

 選んだ人からは「最後のハラハラシーンで涙したあと、手紙でほっこり。感動的なラストだと思います」(41歳・男性)、「これからも魔法の力で暮らしていけるという明るい未来が見えるから」(32歳・女)、「一度魔法が使えなくなったけど、友人を助けるためにという気持ちが魔法を再びよみがえらせたというところに感動したため」(30歳・女)、「困難を乗り越えたキキのさわやかな笑顔と『やさしさに包まれたなら』の曲にとても癒される」(42歳・男)、「キキが街にとけこんだ姿に感動する」(48歳・男)といった意見が寄せられた。

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