■「ギャルのパンティ」がほしい

 ブルマのドラゴンボール集めを手伝うため、一緒に旅をすることになった悟空。悟空のケタ外れの強さのおかげもあって順調にドラゴンボールを集めていくが、世界を我が物にするという願いをかなえるためにドラゴンボールを狙う悪党ピラフにジャマをされてしまう。

 罠にはめられた悟空たちはせっかく集めたドラゴンボールを横取りされ、ついにピラフ一味が神龍を呼び出した。しかし、そこで機転を利かせたのが、ひょんなことから悟空とブルマの仲間になったウーロンだ。

 ピラフが「わたしは世界を………」と神龍に願いを伝えようとした瞬間、ウーロンが「ギャルのパンティおくれーーーっ!!!!!」と別の願いを先に伝える。

 このウーロンの願いは神龍に聞き届けられ、空からひらひらと舞い降りてくる1枚のパンティ。頭上に落ちてきたパンティを手にしたウーロンは、満足そうに「えへへへ…」と不気味な笑みを浮かべていた。

 ふだんから女好きでちょっとエッチなウーロンだからこそ、とっさに飛び出した願いだったのだろう。あんなに苦労してドラゴンボールを集めた結果、得られたのが1枚のパンティだと思うと、少々やるせない気持ちになる。

 しかし、そのあとも大事そうにパンティを頭にかぶり続けるウーロンの姿を見ると、あまりに平和でほっこりした気分に。その後、物語が徐々にシリアスになっていくからこそ、読み返したときにむしろ癒されるシーンだったりもするのだ。

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