■破邪の使い手!世間に名をとどろかせる大勇者
続いては、先代勇者アバンの最終決戦での加入。言わずと知れたダイたちの師で、かつて世界を救った男として有名だ。ユーモラスでありながら、締めるところは締める性格に好印象を持つ人も多い。
アニメではわずか第5話で、物語的には最初に死亡した(と思われていた)キャラクター。ダイとポップを守るために、復活して力に満ち満ちているハドラーと戦った。しかし、力は及ばず最終手段としてメガンテを使い、物語から退場。あまりに早い死とダイとポップに卒業の証を授けるシーンは、感動的だった。
死亡したと思われていたが、実は生存していたことが明らかになり、アニメ第73話「炎の中の希望」で復活。ただ、戦力としては不安が残り、アバン自身も「単純な戦闘力ではダイの半分以下」と自己分析している。
アバンの優れた点は戦闘力ではなく、破邪の力。破邪呪文の破邪力を極限まで高めるという「破邪の秘法」を身につけていたのだ。復活した際は、キルバーンのトラップを呪文・トラマナで解呪するという離れ業を見せつけた(ゲームのトラマナは毒沼やバリア床を無効化する程度の簡単な呪文)。ハドラーとダイの決着がついたタイミングでの復活で、涙なしではみられない名シーンだ。
このシーンで、アバンはキルバーンの怒りを買っている。バーンは、キルバーンを「ハドラーと同等以上の実力者」と評価。「ダイの半分以下の実力」と「ハドラーと同等以上の実力」がどう戦うのか、とても楽しみだ。