『ダイの大冒険』ジャンプアニメ屈指の感動展開の連続! 大勇者アバンに陸戦騎ラーハルト…最終決戦に集結した強力な助っ人たちの画像
画像はアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』Blu-ray第1巻

 1989年から1996年にかけて『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載された原作・三条陸氏、作画・稲田浩司氏による人気漫画『DRAGON QUEST-ダイの大冒険-』。国民的RPG『ドラゴンクエスト』をベースとしたコミカライズ作品で、2020年から再アニメ化されて絶賛放映中だ。

  ※  ※  ※
 記事ではこれまで放送されたアニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』について、物語のネタバレを含んでおります。未視聴の方はご注意ください。
  ※  ※  ※

 物語はいよいよ佳境に入り、大魔王バーンの本拠地に乗り込んで最終決戦のまっただ中。6月4日に放送された第80話「チェックメイト」では、アバンに続いてラーハルトが驚くべき復活を果たした。

 最終決戦に向け、主人公・ダイのもとに仲間たちがひとりまたひとりと集まっていく筋書きは、『ジャンプ』に連載されたバトル漫画の中でも特に胸が熱くなる展開のひとつと言えるだろう。

 アニメの盛り上がりが最高潮に達している今、あらためて復活したラーハルト、アバンについて紹介したい。また、ダイについた元魔王軍の戦士たちについても振り返る。

■神速の槍さばき!寝返り&復活の仲間入り

 最初に紹介するのは、復活したばかりのラーハルト。もともとは竜騎将バラン直属の部下で、竜騎衆の一人だった。敵として初登場しヒュンケルを圧倒したが、カウンターでグランドクルスの直撃を喰らい敗北。ただ、ヒュンケルの攻撃は奇策に近かったので、実力ではラーハルトが上だったとも考えられる。

 ラーハルトは最終決戦で復活し、オリハルコン軍団を一掃するほどの実力を見せつけた。気になるのは「強者ぞろいの最終決戦で本当に活躍できるのか?」という点だが、それについてはすでに答えが出ている。地上でミストバーンと互角の戦いをしていたロン・ベルクが、かつてヒュンケルに「剣を使えば俺と同等の強さ」と言っていたのだ。つまり、剣を使ったヒュンケルを圧倒したラーハルトは、初登場の時点でミストバーンと互角の実力を持っていたということになる。

 それほどの実力者であれば最終決戦で役に立つどころか、ダイにとってこれ以上ない強力な助っ人である。

「敵が寝返る」という胸アツ展開に加え、中盤で離脱したキャラクターの「復活」でもあるラーハルトの加入は、『ジャンプ』漫画屈指の神展開と言って間違いはないだろう。ラーハルトの実力がどのように戦況を動かすのか、アニメでそれがどう描かれるのか楽しみだ。

  1. 1
  2. 2
  3. 3