■氷を操る「ホルス神」と「ホワイト・アルバム」
氷を操る能力は3部に登場するハヤブサのペット・ショップの「ホルス神」、5部「黄金の風」の暗殺チームのギアッチョの「ホワイト・アルバム」が代表的だろう。
ペットショップは動物が本体ながら、氷と冷気をたくみに操る頭の良さがある。作中では情報屋を巨大な氷で圧殺したり、つららのミサイルで攻撃したりと、かなり攻撃的。
イギーとの下水道での戦いでは、最終的に口からつららを発射しようとしたところをイギーの捨て身の攻撃でくちばしごと噛みつかれ、口内でつららが爆発し敗北・リタイアしてしまったがかなり強力な能力だった。
一方のギアッチョの「ホワイト・アルバム」は冷気を自在に操る、身にまとう装着型のスタンド。スーツを着ると周囲にあるものを冷却し凍らせることができ、スーツ自体もかなり頑丈で攻撃だけでなく防御にも優れている。
「ホルス神」が水を氷に変えて攻撃するのに対し、生物が生命活動できないほどの極寒を生み出せる「ホワイト・アルバム」のほうが、いくらか絶望的な能力である。またスーツ本体の防御力や、靴底のブレードでスピードスケートのように滑れる機動力を考えても、「ホワイト・アルバム」は『ジョジョ』界の中でもかなり強力なスタンドに分類されるだろう。