■柴門ふみ:『東京ラブストーリー』(小学館)

 第2位(20.5%)に支持されたのは、1991年に放送された『東京ラブストーリー』。原作は、柴門ふみ氏による同名の漫画だ。

 鈴木保奈美(55)と織田裕二(54)がそれぞれ演じたのは、思ったことをズバッと言うヒロイン・赤名リカと、どこか優柔不断な性格の主人公・永尾完治。この二人を中心に、さまざまな登場人物が複雑に絡み合う恋愛模様はもどかしくも切なく、放送当時は社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した。
『東京ラブストーリー』を支持した人からは「リカとカンチのすれ違いがとにかくじれったくてすごく切なかった」(44歳・女性)、「ストーリーがとっても面白かったので」(26歳・女性)、「当時小学生の頃に鈴木保奈美さんが好きで見ていた。予想外の展開で内容も面白かった」(42歳・男性)といった声が届いた。

二ノ宮知子:『のだめカンタービレ』(講談社)

 そして、第1位(23%)に選ばれたのは、2006年に放送された『のだめカンタービレ』だった。原作は二ノ宮知子氏の同名の漫画で、クラシック音楽を題材にした作品。

 指揮者を目指すエリート音大生の千秋真一役を玉木宏(42)、保育士になるのが夢ながら独創的なピアノ演奏をする野田恵役を上野樹里(35)が好演。コミカルでほんわかしたストーリー展開とは対照的に、ドラマ中の音楽シーンはプロの音楽家が本格的に指導。演奏する場面などは、ピリッとした張り詰めた空気になるギャップも印象的だった。

 そんな『のだめカンタービレ』を選んだ人からは「上野樹里さんののだめ役、玉木宏さんの千秋先輩役がピッタリだった」(25歳・女性)、「原作ファンとして、キャスティングは申し分なかったと思う」(38歳・男性)、「のだめと千秋先輩の掛け合いがギャグ要素があり面白かった」(26歳・女性)などの声があり、ハマり役2人への賛辞が目立った。

“月9”は長い歴史のあるドラマ枠ということもあり、トップ3に入った作品は幅広い年代からランクイン。4位以降のランキング結果を見ても、それぞれの年代ごとに愛された作品があることが分かる。あなたの好きだった「漫画原作の月9ドラマ」は一体何位にランクインしていただろうか。

アンケートサイト「ボイスノート」調べ
https://www.voicenote.jp/

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