■森安なおや(まんが道)
最後は、4月7日に逝去された巨匠・藤子不二雄Aさんの名作からご紹介したいと思います。それは「藤子不二雄」の自伝的漫画『まんが道』の登場キャラである森安なおや氏。実在する漫画家たちがモデルになっている『まんが道』において、トキワ荘の住人として登場した森安氏も実際に活躍されていた天才漫画家の一人です(99年にご逝去)。
そんな『まんが道』の中で、トキワ荘の面々がお世話になっていた漫画雑誌『漫画少年』が廃刊になったとき、森安氏はショックのあまり「キャバ キャバ キャバ キャバ」と得体の知れない笑い方をします。
この独特すぎる笑い声にビックリしましたが、あとから知ったのですが「キャバキャバ」というのはトキワ荘の仲間内で流行っていた造語で「やれやれ」「どうにもならない」といった意味があったそうです。
ちなみに藤子不二雄Aさんの作品では、ほかにも『怪物くん』のお父さん・怪物大王の「ゲボハハハ」や、『笑ゥせぇるすまん』に登場する喪黒福造の「オーッホッホッホッホッ」という笑い声も印象深いですね。
もちろん、個性的な笑い方をするキャラクターはこの他にもたくさん存在します。皆さんの記憶に残っている「クセの強い笑い方」は誰のものでしょうか?