毎年5月の第1日曜日は「世界笑いの日(World Laughter Day)」に制定されていて、2022年は本日5月1日がその記念日にあたります。漫画における「笑い方」は、そのキャラクターの印象を左右するひとつの要素で、作者の個性や独創性が出る部分かもしれません。
独特の笑い方をする漫画キャラクターはそれだけで読者の記憶に残ることも。具体的な作品を挙げるなら、ゆでたまご氏の『キン肉マン』や、尾田栄一郎氏の『ONEPIECE(ワンピース)』などは、個性的な笑い方をするキャラクターが多数登場する印象があります。
そのほかの作品にもユニークな笑い方をするキャラはたくさんいるので、今回は「世界笑いの日」にちなんで、個人的に衝撃を受けた「クセが強い笑い方をするキャラクター」をご紹介したいと思います。
■王騎将軍(キングダム)
まず1人目は、原泰久氏の『キングダム』に登場する秦の六大将軍の一人の王騎。「秦国の怪鳥」の異名をとる王騎将軍の笑い方は「ンフフフ」はともかく、「ココココ」といった謎の擬音(?)で表現されているのが特徴です。
最初に見たときはとんでもないキワモノキャラが現れたと思ったものですが、読み進めるうちにそのイメージは一変。圧倒的な強さとカリスマ性を兼ね備えた、まさに“天下の大将軍”で、この独特の笑い方すら王騎将軍らしさを象徴するものと認識をあらためました。
■範馬勇次郎(バキシリーズ)
続いては、板垣恵介氏の『バキシリーズ』に登場する範馬勇次郎。作中で「地上最強の生物」などと呼ばれる、まさに無敵キャラの象徴のような存在です。
その範馬勇次郎は漫画『範馬刃牙』の中で、息子の刃牙が想像で生み出した100キロの巨大カマキリとシャドーファイトを行ったという話を聞いたとき、これまで聞いたことのないような笑い方をします。
いきなり「エフッ」「エフッ」「エフッ」と言いながら全身を震わせながら笑い出し、しまいには座っていた豪華なソファを素手でぶち壊しながら大爆笑。そのシーンのインパクトはすさまじく、一部のバキファンの間では「エフエフ笑い」の呼び名で語り継がれています。