『ハンター×ハンター』冨樫義博が教えてくれた「リアルに通じるマメ知識」3選 「クラピカ理論」に「アナフィラキシーショック」なども の画像
『HUNTER×HUNTER』(集英社)18巻・書影より

 どこかの漫画が連載を再開するニュースが流れるたびに、SNSなどで大きな話題を呼ぶ、現在休載中の人気漫画『HUNTER×HUNTER(ハンター×ハンター)』。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて1998年から連載が始まり、2018年11月から現在に至るまで休載が続いている。

 冨樫義博氏が描く同作は、大自然の田舎で生まれ育った少年ゴン=フリークスが、ハンターである父親を追いかけ、同じハンターを目指すところから始まる物語だ。その『ハンター×ハンター』といえば、世界観の設定や技の概要など、びっしりの文字で詳細に解説してくれることも。また、漫画を読み進めていくうちに自然と現実世界でも通用する、ちょっとした情報を得るケースも少なくない。

 そこで今回は個人的に『ハンター×ハンター』をきっかけに知り得た、リアルなマメ知識の数々をご紹介したい。

■アナフィラキシーショック【コミックス第4巻】

 ハンター試験の第四次試験の最中にクラピカが披露したマメ知識。お互いの受験番号札を奪い合うという試練の中で、レオリオとクラピカはハチ使いの女の子「ポンズ」を探していた。そこに鼻の利くゴンも合流し、ポンズが持つ薬品の匂いをたどって居場所を突きとめる。

 ポンズがいると思われる洞くつの中にレオリオだけが侵入したが、中で毒ヘビに噛まれて瀕死の状態に。毒ヘビの飼い主であるヘビ使いのバーボンも洞くつ内にいたがすでに死亡しており、ポンズは大量のヘビに出口を見張られて身動きがとれなくなっていた。

 そのヘビ使いの死因としてクラピカが推察したのが「アナフィラキシーショック」。一度ハチに刺された人間は体内にハチ毒に対する抗体ができ、その抗体を持つ人間が再びハチに刺されるとアレルギー反応を起こす。この反応の激しい状態をアナフィラキシーショックといい、場合によっては死に至ると漫画内で丁寧に説明されていた。

 つまりヘビ使いのバーボンは、一度ハチに刺されたことがあり、ポンズの操るハチに刺されたことでアナフィラキシーショックを起こした。しかも彼がヘビの罠を張っていたせいでポンズが近づいて治療することもできず、結局助けられなかったのである。

 このエピソードを読んでから、今まで以上にハチが恐怖の対象になったという人も多いのではないだろうか。

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