尾田栄一郎が生み出した名シーンの数々 『ワンピース』ファンを悩ませた「一番好きなエピソード」ランキング イーストブルー編、マリンフォード編をぶっちぎった1位とは?の画像
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 もはや国民的漫画を超え、世界的漫画と言っても過言ではない人気を誇る『ONE PIECE(ワンピース)』。同作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて、尾田栄一郎氏が絶賛連載中。海賊王ゴール・D・ロジャーによって世界の果てに隠されたと噂される財宝「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を巡り、主人公モンキー・D・ルフィ率いる“麦わらの海賊団”が大冒険を繰り広げる、海洋冒険ロマンだ。

 今年の7月で連載開始から25年を迎え、コミックスの巻数は100巻を突破。いずれの巻も100万部超えで、全世界累計発行部数はまもなく5億部に達しようという途方もない数字を叩き出している。

 老若男女から愛された作品で『ワンピース』好きを公言する著名人も多い。テレビアニメはもちろん、小説、劇場版、フィギュア、アプリ・ゲーム、グッズなど、マルチな展開で世界的人気を誇る本作は、2015年に「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネスに認定されたことでも話題となった。

 そんな超人気作『ワンピース』をこよなく愛する20代から40代までの男女200名に「一番好きなのは何編か」をアンケート調査。TOP3に輝いたエピソードを紹介していこう。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)


※以下の内容は、コミック『ワンピース』のストーリーのネタバレ要素を含んでいます。漫画未読の方、気になる方はご注意ください。

 

■旅をともにする心強い仲間たちが続々と集結した「イーストブルー編」

 まず、全体の9%から支持を受け、第3位に輝いたのが、コミックス1巻から12巻までの「イーストブルー編」。イーストブルー編は少年時代のルフィと、赤髪海賊団のシャンクスの出会いから始まり、その後、青年に成長したルフィが剣豪のゾロ、航海士のナミ、狙撃手のウソップ、コックのサンジと出会い、仲間になっていくまでが描かれたエピソードだ。

 ひとクセもふたクセもある人物たちがルフィに魅せられ、ともに困難を乗り越えながら仲間になっていく過程に心躍らせるファンが続出。今回のアンケート回答者から「ワンピースという物語のはじまりだから」(26歳・女性)、「サンジ、ナミのストーリーが泣ける」(30歳・男性)、「仲間が次々と集まる展開にワクワクした」(36歳・女性)、「初めて漫画を読んだときのキャラクターの濃さや世界観への驚きがいまだに忘れられない」(49歳・男性)などのコメントが寄せられた。

 とくに『ワンピース』第1話でシャンクスの身に起きた衝撃的な展開は、後々まで語り草になるほどのインパクトを読者に与え、「シャンクスの衝撃がすごかった」(44歳・男性)、「シャンクス(泣)。1話目から好きになってしまった…」(31歳・女性)という声があるなど、いきなり心をわしづかみにされたファンも多かったようだ。

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