■『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のプレイスタイルに問題発生!?
こちらは2021年2月に発売された『牧場物語』シリーズの最新作で、牧場を運営しながらスローライフを送るゲーム内容。ウシやヒツジなどの家畜の世話から、花や農作物の栽培、養蜂に至るまで、好みのスタイルで自由な牧場経営を行うことができるのが特長だ。
そんないかにも「ゆったり&まったり」と楽しめそうな『牧場物語』だが、ゲーム内の時間経過が意外と速いので、次第に“作業の効率化”を求めていくことに。
「1日の稼ぎをどれだけ上げられるか」をベースに、きっちりとした(ゲーム内の)予定まで計画。そこまで考え始めると歯止めが効かなくなり、しまいには主人公の体力ギリギリ、それも夜中まで酷使するというブラック企業顔負けのプレイスタイルに突入した。
ふと自分のプレイを振り返ると、当初『牧場物語』に求めていたスローライフとは真逆であることに気づき、「こんなはずじゃなかったのに」と思った場面は一度や二度ではない……。
■センスのなさに絶望した『マインクラフト』
ブロックで出来た世界で、一からサバイバル生活が体験できる大人気ゲーム『マインクラフト』。ゲームクリアなどの特別な目標があるわけではなく、自由度の高い世界でいろんな遊び方・生き方ができるのが最大の特長だ。
そして、このゲームではブロックのかたちをした木材や石材などの素材を自由に組みあげ、自分の思うがままに建築物を作ることが可能。動画サイトなどでは、世界中の『マインクラフト』の達人たちが作り上げた、素晴らしい建造物を見ることもできる。
そこで見た「洋風の豪邸」や「和風のお城」などに心を奪われ、芸術作品のような建築に憧れるのは必然の流れと言えるだろう。しかし、ゲームを始めたばかりの頃に自分の手で建てた拠点を見返してみると、見事に豆腐のような四角い見た目の建築物ばかり。
建築センスの欠片も感じられない自分の建物と、世界のマイクラプレイヤーの建築物を見比べたとき、あまりの差にがく然。本来は余暇を楽しむはずのゲーム内で、言いようのない劣等感を味わったことは忘れられない。
このように、癒やしを求めて始めたゲームなのに「こんなはずじゃなかった」と思う場面は多々ある。もちろん、いずれも自分のプレイスタイルのせいなのだが、そんな苦渋の記憶すら、いつしか笑い話になるのが面白いところだ。ゲーム内で「癒されたい」願望を抱いている方にとって、ある意味“反面教師”となれば幸いだ。