今回、ふたまん+では40代の男女200名を対象に、「90年代に放送された、漫画を原作とするドラマ」に関するアンケート調査を実施。「もっとも面白かった作品」を1つ選んでもらった。その結果をもとに、第10位から第4位までの結果をランキング形式で紹介したい。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
■第10位(2.5%)『東京大学物語』(1994年・テレビ朝日系)
1994年に稲垣吾郎主演でドラマ化された。原作は『まじかる☆タルるートくん』で知られる江川達也氏で、2006年には田中圭主演で映画化もされた。なお、原作はセクシーなシーン満載だったが、ドラマでは表現はかなり控えめになっている。
選んだ人からは「ちょっとセクシーでぶっとんだ内容が面白かった」(45歳・男性)、「ハチャメチャなところが面白かった」(46歳・男性)と男性票を多く集めた。
■第9位(3.0%)『静かなるドン』(1994年・日本テレビ系)
原作は1988年から2013年まで『週刊漫画サンデー』で連載された新田たつお氏の漫画。1994年に中山秀征主演、石田ゆり子、野際陽子といったキャストでドラマ化され、1995年、1996年にはスペシャル版が放映された。昼は下着会社のデザイナー、夜は暴力団の三代目総長の主人公の二重生活が描かれる。
選んだ人からは「ヤクザの世界と普通の世界の両方で暮らす主人公が魅力的だった」(46歳・男性)、「主人公の中山秀征がイメージにピッタリで面白かった」(41歳・男性)、「普通の人が実は……という設定が斬新。ハマって見ていた」(41歳・男性)というコメントが寄せられた。
■第8位(3.5%)『南くんの恋人』(1994年・テレビ朝日系)
1994年に放送された高橋由美子・武田真治主演のドラマ。原作は内田春菊氏の同名漫画で、これまでに1990年、1994年、2004年、2015年と4度にわたってドラマ化されており、ドラマでは毎回、悲しい結末を迎えた原作とは異なったオリジナルの最終回が描かれている。
選んだ人からは「高橋由美子がかわいかった」(48歳・男性)、「武田真治が良かった」(47歳・男性)とキャスト陣の演技を絶賛するコメントが寄せられた。2作目となる1994年版では、最終回の結末を悲しんだ視聴者の声を受けて翌年にハッピーエンドのスペシャルドラマが放送された。